谷川俊太郎さんの詩を合唱曲にシリーズ 楽譜篇③
「青空のバラード」
ボカロによる音源はこちら
私は 外国に行った事がない
一度だけ社員旅行で 沖縄に行った時
飛行機に乗ったが
高所恐怖症でGもダメ ジェットコースターすらダメな私には
飛行機はとても怖かった
なので アリゾナ州が アメリカのどの辺りにあるのか
当然全く知らない
この詩の舞台は アリゾナ州
幌馬車 や 銃で撃たれる事 縛り首 から推測するに
西部劇の頃の時代が背景らしい
私は 特別 西部劇の映画をそんなに観てはいない
シェーン と O.K.牧場の決斗 くらいかな ちゃんと観たのは
だから 意図的にこういう曲にしたというより
無意識に 西部劇の音楽が雰囲気として耳に残っていた
そういう気がする
バンジョー や ハーモニカ 口笛
哀愁漂うメロディー
馬の駆ける蹄のリズム
ライフルや拳銃の音
そういうイメージがこの詩には込められている気がする
2曲目の 「空に小鳥がいなくなった日」が
基調を ト長調にしていたのに対して
今回の3曲目の 「青空のバラード」は ホ短調
後半でテンポが一時重くなり
クライマックスで 切迫したムードに戻って終わる
スキャットで 馬の蹄の音 や バンジョー
ヴォーカリーズで ハーモニカ をイメージしてみたけど
4声だけで 役割を分担するのって大変
YouTubeで さっき 西部劇の音楽を改めて聴いたら
何故か 私には 日本の時代劇 や 古い戦闘系アニメの主題歌が
思い浮かんできた
黒澤明監督が
時代劇に 西部劇の要素を取り入れた話は
聞いた事があるが
決闘に臨む場面での音楽は
西部劇の音楽がぴったりなのかもしれない
必殺仕事人 が 人を殺すシーンに
雅楽を用いていたら
きっと 随分 趣が変わるだろう
非常に興味深い
因みに OK牧場 は
ガッツ石松さんの決め台詞ですが
元になっているのは おそらく
映画 「OK牧場の決斗」です