まつろわぬ心 徒然4 手鏡
命を繋ぐためには、異性を好きになり、恋をし、そして結ばれることが必須である
(如何なる恋愛の形をも否定しようとは、思わない。あくまでも自然界の生物としての有り様としての話だ)
人が人を好きになることは、素晴らしい事だ
恥じることなど無く、むしろ胸を張って誇って良い
(のだが、現代社会の歪みは、若者の恋愛離れを助長している)
人を好きになり、告白し
交際したり、振られたり、別れたり…
時には、大失恋して深い傷を負う事もあろう(ひとつくらいあって良い、痛みを知って得る優しさこそ燻し銀の真の優しさなのだから)
もう二度と恋愛などしたくない
と、逃げに走る(逃げっぱなしのまんまが、良いと言えるはずなどない)
まるで心の格闘技のようであり、少なからず心身の疲労が伴う…
(前置きが長くなったが)恋愛論を述べる気など、さらさらない
活きる道、活かされる道を探そうとする時
若い時代の恋愛体験は、即ち良き心の鍛錬であり、自分自身を成長させ得る体験である事に、ふと気づく時が来る(かな)
恋愛は、自分を映す手鏡
あなたの手鏡には、どんな姿が、映し出されているのだろうか
恋愛を通して観える、自分自身は、さて果て尊敬できる振る舞いが出来る人なのであろうか