エミシの森
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生きとし生けるもの

小さな動物がアスファルトの上で

嫌な表現だが、、、、ボロ布のように

 

胸の中の何処かで、何かが、何かを、引っ張る

 

心もとない足つきになり

ふっらとして蟻を踏んでしまった

と言う想いを詠んだ老婦人の句を思い出した

 

何も出来ず、彼を避けて、日常の糧を理由に車で通り過ぎた

 

高層ビルの中で、

誰かについて来てしまったのであろう一匹の蚊が、、、

 

皮肉だな、自分に苦笑する

 

 

アスファルトやコンクリートで固めた土の下に、どれだけの命が埋められて来たのだろうか

 

人間だけに便利な世界を作って来た

 

他の命への気遣い、心配りは、何処にあるのか

 

(微塵もない)

 

 

「人間は、地球の覇者だ」

 

とな、笑止千万だ

 

 

花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける

古今和歌集仮名序より

 

 

 

 

 

 

 

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