気怠い午後。どんな食べ物もすぐに腐っちゃいそうな湿気。髪が顔にまとわりつく。じっとりと汗が滲んでくる。扇風機をつける。ぬるい風が気持ちよい。
新宿の早朝は、たくさんゴミが散らかってて、柄の悪そうな若者がいっぱいいて、朝日が眩しくて、オッサンが床に転がって寝てて、カラスがゴミに群がっていて、なんか、ちょっとしたカルチャーショックだった。
毎日通ってる街なのに、全然自分の知らない場所みたいに思えて、日本にもこんなにぐちゃぐちゃな場所がまだあるんだなーと思ったりした。
若くてベッタリと化粧してる女達が男と歩いていて、美しかった。
わたしは最近、新宿という街が少しずつ好きになっている。愛着、というのでしょうか。
ごちゃごちゃしてて汚ないものもキレイなものも一緒にあって、凛としたビジネスマンもチャラチャラした頭悪そうな若者も溢れかえってて、むせかえるような欲望にまみれてる。
オシャレなものももちろんあるけど、きっとオシャレな街ではない。
わたしはそうゆうのが割と好きなんだと、最近わかってきた。
ただキレイでオシャレな街は、買い物に行くと自分がオシャレな人になった気分にはなるけれど、本質的に性格がオシャレとは程遠いので、やはり心惹かれない。
あの早朝の景色の余韻が残って家に着いてもなかなか寝付けず、ベッドでまどろんでいるうちに昼下がりになってしまった。
少し微熱がある。