就活時代振り返り | エミ、芸術か、宣言

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米澤慧美のブログです。




今でも思い出すと苦々しい気持ちになる。
わたしの就活時代。


もう4年も前のこと。
わたしは大学3年生当時漠然と、「自分はなんだかんだ言って周りの人と同じように就職していくに違いない」と思っていた。


就職なんて全然したくなかった。
そして自分の周りの学生も、「就職とかしたくないよねー」とみんな言ってる。みんな就職したくないことを共有している。



秋冬になると周りの学生が、嫌だ嫌だと言いながらも企業説明会に足を運ぶようになり、エントリーシート何書いたらいいの~!?なんて話で持ちきりになっていく。
わたしも周りの流れに乗った。ビックサイトの総合説明会にも行ったし、エントリーシートの内容に悩んだりしていた。


このまま、この流れに乗って、きっとわたしは皆と同じように就職していくのだろう、と、他人事のように思っていた。
人並みに就職して、人並みの生活を送れて、人並みに幸せを感じられれば、それ以上のことはない。



冬から春へと季節が移る頃、わたしはどんな会社を受けたらいいのか全くわからないまま、とにかく数をこなそうという考えに至り、リクナビやマイナビ掲載企業にエントリーしまくり、一日に何社も説明会をはしごしていた。


数を当たれば、きっと「この会社で働きたい」という会社に出会えるんじゃないか。という考えだった。
大手に入りたいという希望もなければ、どんな業種、職種で働きたいといった積極的な意志もなかった。
だから、直接的な肌ざわりで選ぶしかないと思った。
でもいくつ会社を回っても、湧いてくるのは、会社員になることへの拒否感だけだった。


就活時の服装は、無難に無難を重ねることを心掛けていた。
当時は絶対に自分には似合わないと思っていた黒髪にして、後ろで一つに結び、これまた自分には似合わないと思っていた四角い襟の白シャツを着て、大手チェーンスーツ店で買ったなんの個性もないリクルートスーツを羽織り、鞄も靴も黒で揃えた。


カラスみたいだった。今から思うと、見るも無惨。わたしには全く似合っていなかった。でも当時は仕方がないと思っていた。少しでも自分に似合うデザインのスーツを選ぼうなどという選択肢は全く頭になかった。とにかく無難であること、それ以上を考えることはなかった。


わたしは少しずつ憔悴していった。
冴えない格好をして、興味のない会社へ行き、関心が湧かない人達の話を聞き、さもその会社で働きたいような顔をして、事前に考えてきた志望動機を話すのは、思っていた以上に辛かった。


なぜか就活本のマニュアルを鵜呑みにしてした。こうしてはいけない、を頑なに守っていた。


見る見るうちに生命力が失くなり、肌も荒れるし、朝全く起きれなくなった。就活に行かなきゃ、と思うのに、動けない。


よく、不採用が続いて就活鬱になる、という話を聞くけど、私の場合それ以前の問題だった。面接に落ちることのショックなんてたいしたことない。働きたいと思わない企業を受けることの方がよっぽど苦行だった。日々の中に心が動く瞬間がほとんどなくなっていた。



結局当時の私にはそれしか出来なかった、ということなのだ。
今なら違うと思う。


今なら着たいスーツで面接に臨むだろうし、リクナビやマイナビだけで企業を探そうとは思わないし、用意してきた言葉だけで面接を受けようとは思わない。
やり方を変えれば、入りたいと思える会社に出会っていたかもしれない。
不採用になるならば、好きに喋って好きに振舞って落ちる方がよっぽど良い。

そもそもわたしは個性を全力で埋没させて採用されたなんの関心も湧かない会社でどんな風に働くつもりだったのか?


まぁ、要は本当に何も考えてなかったのです。


今でも、会社員になりたいと思ったことなんて一度もないんだから、後悔とか、もう一度就活したい!とかそうゆうことではないのだけど、


大半の大学生なんてあたしみたいなもんで、あんまり何も考えてないと思うの。だから、


新卒にこだわるの辞めようよ、企業。
リクルートの罪はでかい。