去年     今年のカレンダーの仕事をするにあたって 七十二候の季節を辿りながら

花を挿しました

 

日本には七十二候(しちじゅうにこう)という72の季節があります。
季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子が72の時候の名前になっており、約5日ごとの自然の変化を知ることで、きめ細かな季節の移り変わりを感じることができます。

 

今年の花日記は この七十二候を勉強しながら 活けたいとおもいます

 

撮影後記

2月のこの白梅

撮影がきまったのが 3月の半ば

去年は暖冬で、梅も椿も終わって

すぐにでも撮影始めないといけなくて 大変だった。

 

佐賀の厳木の山奥に1本づつあった紅白の梅の木を見つけた時の嬉しさ

忘れられない

 

 

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1/30 〜 2/3    雞始乳・・・・・にわとり はじめてにゅうす    

鶏が卵を産み始める

七十二候が大寒の末候に変わり、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃となりました。
「乳す」は、鳥が卵を産むという意味です。

養鶏が中心となった現代では分かりづらい状況となってしまいましたが、本来、鶏の産卵期は春から初夏にかけてで、卵はその時期にしか生まれない貴重品でした。

鶏は夜明けを知らせるため、古来より、神や精霊の時間である夜と、人間の活動する昼との境目を告げる霊鳥だと考えられてきました。
そんなことからも、鶏は長い冬の終わりを告げるのにふさわしい動物と言えそうです。

 

 

1/31

家のまわりに探さなくてもどんどんふきのとうが生えてきた

・ふきのとう

 

 

 

 

2/1

今日は、わたしの66歳の誕生日

コロナ禍で外食もできずに、今日は 父のお世話の日 😭

帰りに伊都菜彩で お花を自分の為に買う

 

・黄色の八重のチューリップ

 

 

 

 

・マメグンバイナズナ(なずな) タラスピ(西洋なずな)

・アネモネ

・チョコレートコスモス

 

 

なずなをコンパクトにしたマメグンバイナズナは

北アメリカ原産の帰化植物。

道端や公園などに普通に見られる。

植物体の大きさの割には葉が少なく、上部が分かれて果実をたくさん付けた枝が目立つ植物である。強い光が当たる、荒地での生育に適応している。

果実は扁平で丸く、これを相撲の行司の持っている「軍配」にみたてたもの。

植物体はピリピリとした辛みが強い。と
 

 

 

2/3

今日は、女子農業の日

先日仕事でレシピをかいた 甘夏のデザートの写真にも菜の花をプラス

 

・畑の菜の花

 

 

・畑の雑草(オオイヌノフグリ)

 

 

オオバコ科クワガタソウ属の「オオイヌノフグリ」も、繁殖力が高いため、雑草として扱われることがあります。草丈は10cm程度と低く、グランドカバーのように育っていきます。
雑草とはいえ、花は鮮やかな青色でとても美しいため、とても人気があります。

 

名前の由来は、大きな「犬のフグリ」であり、フグリとは陰嚢の意味で❓

「犬のフグリ」下の花の左側に見える薄緑色(ハート型)のものです。


オオイヌノフグリの花言葉は、「信頼」「忠実」「清らか」という意味を持ってい

ます。
オオイヌノフグリの花言葉の由来とは?
オオイヌノフグリの花言葉は、学名が聖書に登場する聖女ベロニカと同じ綴りであることが由来しています。聖女ベロニカは処刑場に向かうイエスに、献身的に使えた女性として知られています。オオイヌノフグリは「聖女ベロニカの花」といわれています。

 

 

・畑の雑草  (ホトケノザ)

 

 

「ホトケノザ」はシソ科オドリコソウ属の雑草です。ピンクの花は細長く、唇状花冠という形をしていて、花の根元を吸うと甘い蜜が少し出てきます。
ちなみに春の七草の一つに「ホトケノザ」がありますが、ここでいう雑草の「ホトケノザ」とは別の雑草です。

 

 

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2/4 〜 2/8    東風解凍・・・・はるかぜ こおりをとく 

東風が厚い氷を解かし始める

 

七十二候はこの候が第一候となり、一年の始まりでもあります。
春の兆しとなる柔らかな風が吹き、冬間に張りつめた厚い氷を解かし始める、まさに春の訪れを表した候です。
まだまだ寒さはありますが、ようやく春の足音が聞こえてきました。七十二候が立春の初候に変わり、暖かい春風が川や湖の氷を解かし始める頃となりました。

ここでは「はるかぜ」と読んでいますが、東の風と書いて「こち」と読み、春先に吹く東寄りの柔らかな風のことをいいます。
東風は、春本番ののんびりと穏やかな風とは違い、まだ冷たさの残る早春の風。
東風が吹くようになると寒気が緩み、春を告げる風として喜ばれてきました。

 

 

2/5

うちの家のまわりは、自生の藪椿だらけ

竹墨に活けてみました。

 

・藪椿

 

 

・20年前に買った ピンクの椿

 

 

2/8

いつものワンコの散歩の道を変えてみたら

パックンと開いたウバユリの実に遭遇  ‼️

しかし、夏 この道通れるのかな????

・ウバユリの実

・なずな

・すみれ
 

 

ちなみに ウバユリは背丈が1mほどにもなる植物です。

夏、7月~8月に花を咲かせます。

ウバユリを漢字で書くと「姥」百合。花を咲かせたときには葉がおちてしまうことが多く、葉(歯)がないことから「姥」に見立てられました。
ウバユリは「一回繁殖型」の植物です。種から発芽(有性生殖)する場合は、芽吹きから花が咲くようになるまで6~8年かかるそうです。

夏家の周りにいきなり咲いてるちょっと怖い・・・・ゆり

ウバユリって名前だったんですね。

夏はこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

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2/9 〜 2/13    黄鶯睍睆・・・うぐいす なく

鶯が山里で鳴き始める

 

七十二候が立春の次候に変わり、山里ではウグイスが鳴き始める頃となりました。
睍睆とは鳴き声の良いという意味で、その美しい音色からウグイスは、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。


「ホーホケキョ」という、ウグイスおなじみのさえずりは雄のみのもので、気象庁ではこのウグイスのさえずりを初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」として、梅や桜の開花とともに観測しています。
ウグイスの初鳴きは、一般に温暖な地方ほど早く、沖縄や九州では2月20日頃、北海道では4月30日頃と、「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上していきます。
ウグイスが別名「春告鳥」や「報春鳥」と呼ばれるのも、そんなところからきています。
また、その年に初めて鳴くウグイスの声を「初音 (はつね)」といいますが、実はこの頃の鳴き声は、まだ本調子ではありません。

 

「ホーホー、ケッケッ、ケキョ・・」と鳴き声を整えている状況を「ぐぜり鳴き」と呼び、その初々しい声を聞くのもまた微笑ましいものです。

 

 

 

2/9

・白梅

・八重の紅梅

 

 

まだまだ うちの周りでは 鶯の  ぐぜり鳴きも聞こえません  が  梅は今満開です。

 

 

2/16

なかなか梅をいけるのは難しい

置いたつもりで活けてみる

・白梅

 

 

 

 

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2/14 〜 2/18    魚上氷・・・うお こおりをのぼる    

割れた氷の間から魚が飛び出る

冬の間、底の方に身を沈めてじっとしている池や川の魚たちですが、水がぬるみ、春の陽光が水面にきらめき出すと、様子を伺うように水面近くに上がってきます。

魚にとって1度の差は、人間の5度に匹敵するそうで、1度下がれば大変です。

 

早春はまだ寒く、寒暖の差も激しいですから、あたたかい日には上がってきて、寒い日にはまたもぐる。

氷が張る日もあれば、解ける日もある。「魚上氷」は、そんな季節をあらわしています。

 

 

 

2/15

昨日までのポカポカ日和が なかったような 寒い朝

氷が張る日もあれば、解ける日もある。「魚上氷」は、そんな季節ですね。

 

でも  春はもうそこまで

・土筆

・母子草

・すみれ

・蕗の薹

 

 



2/16

今日は、朝から粉雪

凄く寒いがミントは元気  もうすぐ 春が来る

 

・枯れ枝

・ミント

 

 

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2/19 〜 2/23    土脉潤起・・・どみゃく うるおいおこる  

 雨が降って土が湿り気を含む
 

七十二候が雨水の初候に変わり、あたたかな雨に大地が潤い活気づく頃となりました。

降っていた雪がしっとりとした春の雨に変わり、凍てついた大地もゆっくりと潤い始めます。
忍び寄る春の気配に眠っていた植物が芽吹き始める季節です。

地面や木々の枝から一斉に緑が芽吹き出す様子は、古より春の兆しを待ちわびる人々の心を躍らせてきたそうです。

 

地面を匍匐するカタバミもうつむき加減の寒芍薬も
ひとつ、またひとつ。
早春の雨に打たれるごとに可憐に花開いていく・・この時期です。

 


2/19

・蝦夷錦

 

 

八重咲きで白あるいはピンク色と濃紅色の絞り咲き。大輪の椿

蕾の状態が好き

 

・白梅

花器を変えて活けてみた

 



 

・水仙

 

 

花がとんがっていて、中の花弁が薄い黄色・・。レモンイエローの上品な水仙が

一貴山に咲いていた。

原種ではないから、どこからきたんだろうか?

生えてたとうりに 活けてみる

 

 

2/20

・梅

 

 

● 梅の花全般の花言葉は、「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」です。
由来は、梅の花の最盛期が2月とまだ寒さが厳しい時期のため、寒風が吹く中、凛と咲きほこる梅の姿からつけられました。

また、「忍耐」もその情景から由来しています。

2月は地域によっては雪が降る季節。関東でも寒の戻りがあります。
その中でも鮮やかな花をつける梅に、ぴったりの花言葉ですね。
また、「忠実」の花言葉は、平安時代の貴族・菅原道真に由来しています。
学問の神様とされる菅原道真は、その才を疎まれ、九州の太宰府に左遷されます。この時、道真の元へ大切に育ててきた梅の木が飛んできたという伝説が残されています。

これにちなんで、「忠実」という花言葉がつけられました。

 

赤、ピンク色の花をつける「紅梅」の花言葉は、「あでやかさ」です。
紅花の美しく、華やかな姿からつけられました。

紅花は、平安時代の女流作家・清少納言が愛した花とされ、随筆・枕草子には「木の花はこきもうすきも紅梅」という句が残されています。

白色の花をつける「白梅」の花言葉は、「気品」です。
紅花と比べ、その凛とした姿からつけられたとされています。また、白花の幹の断面は、紅花よりも白く、その美しさからも連想されます。

 

2/21

・土筆

 


 

2/23

寒くても頑張ってるミントの紫色と芽をだしたミントの若い緑

冬ならでは  ね

紫変は寒さによって葉が糖分を溜め込んでる現象(=寒さから身を守る)です。気温が上がれば元に戻りますのでご心配なく
 

・ミント

 

 

 

・菜の花

 

 

満開の菜の花

つぼみの緑と鮮やかな黄色の花のコントラストが春らしいナノハナ。

 

活けた花瓶は  一貴山牧場の社長さんからもらったビールのジョッキ

菜の花の名の由来は、「菜」は食用を意味し、”菜の花”とは食用の花という意味になります。
花言葉の快活、明るさは、春の香りを運び、人々の心を明るくするその花姿に由来するといわれます。
 

 

 

 

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2/24 〜 2/28    霞始靆

かすみ はじめてたなびく    霞がたなびき始める

春の霧は古来より霞と呼ばれて、ぼんやりと霞がかかるのは、この季節ならではの早春の情景です。

 

霞(かすみ)たなびく春…とはいっても、まだまだ寒い日々が続きますが、湿り気を帯びた南風が吹くと、野山の風景もぼんやりかすんで見えるようになります。

 

偏西風に乗って黄砂やPM2.5も飛来する春。春になるのはうれしいけれど、ちょっぴり憂鬱な季節でもありますね。

 

 

 

2/24

この時期は 紫色とくすんだピンクの花が目に止まるのは、私だけでしょうか?

 

・アネモネ

・クリスマスローズ

 

 

・ラベンダー

・ローズマリー

 

 

2/25

昨日活けたハーブに紫のアネモネをプラスして

・アネモネ

・ラベンダー

・ローズマリー

 

 

 

・ラベンダー

 

 

 

 

 

少しづつ 暖かくなっていくこの時期

今日はとくに あたたかい1日だった

この日記をかくようになって、今までよりも 季節の変化を感じる糸島での生活です。