花組公演を観てきました。
星組はチケット全滅だったし、雪組の朝美絢さんトップ就任作以来の観劇。
頭の中から「宝塚」という文字が消え飛んだような生活をしていたので、客席に着いてから「そうそう、コナミのゲームが原作だったんだ」というのを思い出したほど。
『悪魔城ドラキュラ』はゲームは全く知りません。
でも映像が多様されていた点では「なるほど」と思うところはありました。
ストーリーは単純に言えば、ドラキュラと人間の間に生まれたアルカード(永久輝せあさん)が、父であるヴァンパイア王(輝月ゆうまさん)と対峙する宿命を持ち、最後の戦いに挑むというお話。(だと思った)
そこに絡むのがヴァンパイアハンター(聖乃あすかさん、星空美咲さん)。
フランス革命をはじめエピソードもたーーーくさんあるので目が離せずです。
今作ではヴァンパイアの王が、さすが演技達者なまゆぽん(輝月ゆうまさん)で存在感が半端ない。
退団される羽立光来さんのロベスピエールも、歌がうまく、花組を支える上級生とても退団が惜しまれる。
なんだか作品というより、個々の生徒さんが作品でどういう立ち位置でどう演じているか?を考えることに、思考を持っていかれました。
組長、美風舞良さんの綺麗なソプラノも健在で嬉しかったーーーー。
トップ娘役の星空美咲さん、何度かちゃぴ(愛希れいかさん)に見えたのですが、似てる?
うーーん、あのキンキンした早口セリフは今後の課題ですね・・・上から目線
ところで脚本・演出の鈴木圭先生のお名前を知らなかったので、調べて見ました。
大劇場作品はデビュー作の2011年『愛のプレリュード』のみ。あとは別箱か演出助手や新人公演担当だったり。
大劇場2作目が『悪魔城ドラキュラ』?
失礼ながらなんでここへきて急に大劇場?
同じく『逆転裁判』や『戦国BASARA』などのゲーム作品舞台化をされたから?
↑ファンには関係のないことなんでしょうが、少し気になっております。
ダンスシーンがたくさんありました。
センターでマントを翻すアルカードが、黒いマントの男役たちと踊るシーン(役名は魔物男かな?不明)は、息はぴったり、マントの裾が描く円も見事にぴったり! 2階席だったのでアンサンブルが美しすぎてゾクゾクしちゃいました。
永久輝せあさん&星空美咲さんのお披露目公演でも「ダンスの花組」ってコレだよね、みたいな花組生の意気込みを感じてゾクゾクしました。
もちろん今までの花組トップさんも「ダンスの花組」を背負って魅せてくれていたけれど、私の心のポイントに現花組の意気込みがピタッとはまるのかもしれません。(だからあくまで私見ね)
もうショーではダンスに鳥肌がたって、涙腺決壊しそうになって・・・自分でなんでやねん!とツッコミつつ、舞台の空気の動きにつつまれて幸せでした。
長くなるのでここまで。
またショーの感想は後日。
