星野源さんをしっかりと認知したのは新垣結衣さんとのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でした。(遅いか?)
それ以前にも綾野剛さん主演の『コウノドリ』シリーズも観ていたのに、その時は少し意地悪な同僚の医師役としてしか記憶に残らず、『逃げ恥』以後は『MIU404』をはじめ歌えて芝居ができるマルチな人と気になっています。
他にコラムを書かれているし、最近は福山雅治さん、菅田将暉さんをはじめなんでもできちゃう多彩な方が増えていますね〜。
さてドラマ『17歳の帝国』は昨日までHNK地上波で放映されていたドラマ。
私、タイトルを見てそれほど食指湧かずにいましたが、昨日偶然に星野源さんが主演だと知り、マイブームになっている●mazonプライムで観はじめて、今日最終話まで見終えました。
ジャンル的にSFとかファンタジーではありますが、社会的な風刺の要素もあって面白かったです。
(●mazonプライムのなかにあるNHKオンデマンドを別途契約が必要ですが、過去に見逃したNHKのドラマをはじめ多岐に富んだジャンルが観られるので契約中)
以下、wikiから・・・
近未来の202X年、世界から斜陽国と呼ばれるようになった日本の現状を打破すべく打ち立てられた「Utopi-AI」、通称UA(ウーア)構想の下、AIによって選出された若きリーダーたちが地方都市を未来都市へと変貌させるために奮闘していく姿を描く「青春SFエンターテインメント」
星野源さんが演じるのは内閣の官房副長官で、ウーア構想の下で選ばれたウーアの総理大臣・真木亜蘭(17歳の高校生)とウーアの内閣をサポートする平清志役。
ウーア構想を実現した総理大臣・鷲田継明( 柄本明さん)からウーア内閣の監視を命じられてはいますが、実は次期総理の座を狙っている、いかにも政治家的思考の持ち主です。
表情を表にださず淡々としているので、何を考えているのかさっぱりわからない。
17歳の総理・真木には結構振り回されますが、冷静沈着に行動します。
ところが徐々に心がほぐれて、ピュアな高校生大臣の想いに感化されていくのが、な〜んとなく星野源さんの表情の変化から見てとれ、「ええ演技する役者さんになったのね〜」と思う。
『逃げ恥』『MIU404』のように極端な演技やアクションがあるわけではないのに、じーーーんと人柄とかが伝わってくるところに星野源さんの新境地みたいなもんを感じました。
この作品は『17歳の帝国』とタイトルにある通り「17歳」が一つのキーワードになっています。
17歳だからこそのピュアさ、世間知らずで無知な面、大人たちの身勝手さに対する対抗。
世間知らずであることを指摘された真木亜蘭が、真摯に自分の無知を受け止め、知る姿勢を持つのも、17歳だからこそなんだろうなぁ・・・と思わさました。
(大人になると自分の欠点を指摘した人の言い分を真摯に聞くなんて・・・面倒に思うだけやろうなぁ)
10代のある時期まで、社会に溢れている矛盾を理不尽に思い、大人になることは薄汚れていくことだと感じることは、誰しも通っていく(通ってきた)道だろうけれど、ただの薄汚れた人間になっていくのか、ほんの少し立ち止まって理想に満ちていた時の自分を振り返ってみるのか・・・、大人になっても忘れてはいけにことは何か・・・
考えちゃいました。
(でも・・・10代の理想のまんまでは生きていけないのだけどねぇ)
星野源さん演じる平は、これぞ!という時には靴をピカピカに磨き上げるのが好きなようで、真木亜蘭がドロだらけのスニーカーを履いているのが気になり、彼に革靴をプレゼントしたり、真木のために靴を磨いてあげたり・・・・というシーンが、印象的でした。
素の星野さんもやってそう?(笑)。
(靴磨きシーンを見て、革靴を磨き、スニーカーを洗った私 ^^;)
真木亜蘭を演じていた神尾楓珠(かみお ふうじゅ)さん。
まつ毛がながーーーーくて、なっかなかのイケメンだなぁと思いました。
この方がなんと『先生のお取り寄せ』で宅配便のお兄さんを演じている人だった時はびっくり! 『先生のお取り寄せ』も●mazonプライム視聴中ながら、ロング金髪で派手なあのお兄さんが、冷静でクールなイケメンって???
楽しみな役者さん、いっぱいです(^^)
(神尾楓珠ってヅカの芸名みたい・・・。だからという訳じゃないけれど、恋愛ネタもあるので宝塚で舞台化しても面白いんじゃないかと思いました。原作の小説でもあるのか?と調べたら、オリジナル脚本)