【宝塚】宙組・『Shakespeare 』『HOT EYES!!』 メモ書き その2 | You and the Revue and the Musical

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昨日、4回目の観劇。
まだ中日前なのに「どんだけ観るんだろ(@@)」ですが、宙組だけはリピ観劇の楽しみを堪能しています。

リピ観劇で思うことは、やはり個々の生徒さん、そして作品全体の変化(進化)を感じ取れる醍醐味ですね。昨日の観劇では芝居に関しては朝夏さんのシェークスピアが台詞の抑揚が変化に富んで、その分微妙な心理が伝わるように感じる!と思った時、個々の出演者さん達も随分変化してきているのが明確になりました。

初日ではシェークスピアの年齢の変化があまりわからなかったのです。
これはこちらも初見で話の展開を見るのに追われていることもあったかもしれませんが(^^;
それがアンと出会う頃は実に若く溌剌として夢にを追いかける青年とはっきりと見えました。

そして主要な登場人物達にはない(かもしれませんが)、舞台の隅や少しストーリー展開から外れたところでの小芝居の変化面白い!と思うようになってきました。
「どうもあの役は初日より年齢設定を若くしたんじゃないか?」
「あれ? 今日の歩き方は変わったよね?」
など。あくまで個人的な感想ですが。

昔、偶然見たスカステのトーク番組で安蘭けいさんが
「最近の下級生は遊びがない」とおっしゃっていたのが記憶に残っています。
与えられた役をただ演じているのではなく、決められた演出の枠の中でも「今日はこういう風に演じてみよう」とか色々遊びことが次へのステップに繋がっていくという内容でした。
遊びがすぎて上級生からお叱りもあったというエピソードも話されていましたが、「芝居の中の遊び」というものが最近になって少しわかるようになった気がします。

演出家さんに髪の色だとか、細かい事も指定される事もあるそうで、それは守るべき枠ではありますが、その中で想像と工夫を広げればより役が息づくのかな。
お客さんも日々違う、特に貸切公演は一般公演とかなり違うかも? それを念頭に許される幅の中で様々な演技をする(もちろん全体として見た時にバランスが取れることも考えて・・・なんて舞台人なら承知しているでしょうし)、それをリピ客として楽しむのは有りかだなぁと思いました。

まぁ、芝居よりショーの方がそういう点では観る度に大きく劇場内の空気が変化するので、より楽しいかしら?

全く同じ席で2回観ましたが(苦笑)、舞台上の笑顔や弾け方がどこか違います。
どっちが良いとかじゃない、どっちも良かった!
もうハチャメチャに楽しんでます!
お席が全く同じだと、客席降りで近くに来てくれる出演者さんも同じなのに、笑顔や感じるエネルギーはなんか全く同じにはならないんですね。
面白いです!