【宝塚】新人公演後に思ったこと 【追記あり】 | You and the Revue and the Musical

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ほぼ昨夜の宙組新公観劇の続き・・・です。

私は新人公演にさほど感心がありませんでした。
過去にファンであった頃も、ヅカファン復帰後も。
ある時、本公演を観劇後に時間つぶしに(なんて書いたら怒られそうですが)、たまたまチケットカウンターで何気なく「新人公演のチケットありますか?」と聞いたら「ありますよ」とのことで観劇したことがあります。

最近になってその主演が朝夏まなとさんだったと知りました。
花組『愛と死のアラビア』でした。
その時、誰が誰とか全然わからず、同じ日に本公演と新人公演を観たのですが「今の若い人って緊張するとかないのかなぁ? ソツなく破綻なく完璧~!」と思ったものです。
その時のプログラムが出てきて「え~っ、あれって朝夏さんだったの?」とびっくりしましたが、まっすぐスター路線を歩んで来られたのですね。

また雪組の『マリポーサの花』も本公演の後、偶然手にしたチケットで観劇しました。主演は今思うと・・・の大湖せしるさん。こちらもこれが新人公演?とびっくりでした。
さらにびっくりは今は宝塚で一番大人の女性を演じられる人になっていることですね(^^)
これぞ先の事はわからないものですね。

それが人生の面白さかな?と思います。

ここ2年余り、縁あって宙組さんの新人公演は大劇場、東京ともに観劇するようになりました。
これはこれでずっと若い生徒さんの成長過程を観ることができて観客としては面白いとも思っています。

私が観るようになった頃は、愛月ひかるさん、蒼羽りくさんが男役主演、花乃まりあさんが娘役主演の時代で彼女達が新公を卒業、組替えでいなくなり、今は少し変動の?時期です。

では順等に学年で主演が繰り上がるのか?といえば、そうではない。主演の資質を持つ下級生がいれば、下級生に役がつくだろうし、実際娘役の中には研1でしかも初舞台後3ヶ月で新公主役を果たした人もいらっしゃいます。

極めて単純な心理でいくと、宝塚に入った以上は誰もが先ずは新人公演の主演を目指し、いつかトップになりたいと思うのが普通でしょう。
悔しかったり、悲しかったり・・・、いろんな経験をなさるのでしょうね。
これは想像でしかありませんが。

でも私は自分に与えられた仕事を誠実にこなしている人には、その人に見合った未来があると信じています。
(反面、世の中そうじゃない事も多々あることは知っていますが・・・)

昨日の新公への個人的な思い入れは大きな物でした。
初めて新公の出待ちというのに参加しましたが(汗)、やりきった充実感に溢れ、そして近い未来への熱い想いを語る生徒さんに「先の事はわかない、貴女の未来をも応援しているよ」とつぶやきました。

どんな立ち位置であろうと、彼女なりに充実して宝塚生活を満喫してもらえたら、それは何よりの事と思っています。


【追記】
新公学年の長である風馬翔さんの挨拶が実に気持ち良かったのですが・・・
『これからも宙組の戦力になれるように頑張ります!』
良い笑顔でした(^^)