【宝塚】『SANCTUARY(サンクチュアリ)』 メモ書き その2 | You and the Revue and the Musical

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16日に千秋楽の幕がおりました。
私はバウホール初め他の小劇場もあまり観ませんので、後になって気づいたことですが、この作品には専科さんからの出演もなく、長を務めたのは純矢ちとせさん! そして出演者の人数も23人と通常より少ない様子。それでも素晴らしい作品として出演者が一丸となって丁寧に演じきった公演だったと思います。

愛月さんが楽のご挨拶の中で「ちょっとつぶやいてもいいですか? もう一度どこかで演じさせてください」と仰った意味が深く深く感じられ、出演者全員がそう思っていることでしょう。

初日に愛月さんの歌について気になる点がありましたが、日ごとに改善されていることがよくわかりました。すべてを含めて千秋楽は最高のアンリでした。
この公演でセンターに立つ求心力のような物を身につけられたようにも思います。バウ初主演という誰もが憧れるチャンスをつかみ、それをしっかりとこなし着実にステップアップされた一瞬をかいまみました。

ギーズ公・凛城らさん。ベルばらのダグー大佐でこういう立ち位置での演技も見事と気になった人ですが、狂気にかられたような敵役の存在感は素晴らしかったです。

コリニー提督・松風輝さんもスパイ的な存在である初老の曲者。脇をがっちりとしめていました。

ナンセー・美月悠さん、バルタス・星月梨旺さん、アンジュー公・春瀬央季さんら94期も良い仕事をしています。
実は94期は研7で新人公演最後の学年にもかかわらず、先の大劇場『ベルサイユのばら』で主要登場人物に誰ひとりとして入っていませんでした。
しかしながら要所に94期がはいることで、新人公演はまとまったと感じましたが、同じ事をバウ公演でも思っていました。
ラストチャンス! どうも宙のこの期は恵まれない感がありますが、力が不足という訳でもなさそうです。次回の大劇場はどうなるのでしょう? 気になるところです。

オルトン・七生眞希さん。アンリに仕える小姓を素直に愛らしく表現しています。本来、少年っぽい感じをお持ちなのかしら?それがよく引き出された印象でした。

シャルル9世・秋音光さん。かなり重要なやくどころながら、母の愛を得る事なく育ち、いつも身の危険におびえている点を強調するほど若く見えてしまい、弟のアンジュー公が弟にみえない。
むずかしいですね、こういうの。

枢機卿の朝央れんさんも同じく重厚な人物であるべきところが、まだそこまでには手が届かず、たってるだけの人・・・(って言い過ぎ?)になりかけている点が気がかりでした。

秋音さん、朝央さんはまだこれからの人でもあります。彼女達の成長も楽しみにしたいですね。

以上、主な男役の登場人物達について少し書いてみました。



昨日、↑と同じような事を書いたら、safariがフリーズして記事がどこかへ飛んでいきました(涙)。どどーーーーっと疲れが・・・(笑)。