泣き申さず候ては | 市川笑野ブログ「笑野戯言草」
春秋座
市川猿之助特別舞踊公演での
四代目さんのご挨拶に出てきました
米沢藩主 上杉鷹山の師
江戸時代の儒学者
細井平洲の言葉
「泣き申さず候ては 化し申さず候」
師匠三代目市川猿之助 (現 猿翁) は
この言葉を
「人は涙を流すほど感動したとき
素直な考えが生まれ向上心を持つ」
と解釈し
芸術を通して
感動を伝える意義を
見出だしておられました
京都造形芸術大学 (現 京都芸術大学)
そして
京都芸術劇場「春秋座」の創設者
徳山詳直先生は
「歌舞伎を通して生徒に感動を教えてほしい」
と
師匠三代目猿之助 (現 猿翁) に
春秋座の芸術監督と
大学の副学長として
迎え入れたのです
学校内に
歌舞伎を上演できる劇場を作り
生徒たちに
生の舞台芸術に
触れてもらいたいという
2人の思いから出来た「春秋座」
感動の場として
更に活かされていく事を
切に願います
笑野