ケンケンの酔奴 | 市川笑野ブログ「笑野戯言草」

ケンケンの酔奴



第五回研の會を拝見しました❗


演目は弁天小僧と酔奴。


弁天小僧は言わずと知れた歌舞伎の名狂言。


そして尾上右近さんは、


弁天小僧を演じる運命の人❗


素晴らしい弁天小僧でした❗


そして、


今回挑んだもう1つの演目は、


猿翁十種の内「酔奴」





初代市川猿翁が最後に創作した舞踊で、


文楽座の演奏でありながら


非常に洒脱で、


私も大好きな作品です❗


しかしながら、


私も含めて多くの人が


師匠二代目市川猿翁(三代目市川猿之助)以外の


酔奴を観た事がないはずです。


それも当然の事で、


歌舞伎の本興行では


二代目猿翁以来演じておりません!


しかも今回の研の會では


大夫も三味線も代替わりし


(今回立て三味線の鶴澤藤蔵さんは、猿翁さんの時に二梃目にいらしたと記憶しています)


まさしく世代交代の酔奴❗


尾上右近さんも楽しそうにのびのび踊ってらして、


観ているこちらもウキウキしてきました❗


笑野