そんなに人気の高いものなんだ![]()
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(下記夕刊フジ引用)
1970年代後半、少女たちに圧倒的な人気を誇った漫画『キャンディ●(=ハート(白))キャンディ』。30代後半から50代の女性なら、誰もが熱中した名作だが、近年は“大人の事情”で露出がなくなっている。事態を憂慮したファンらは「このままではいけない」と、無数に発売された当時のグッズをかき集めて、19日から展示会を開く=写真。
『キャンディ-』は大きなリボンをつけた、そばかすの少女「キャンディ」が逆境にもくじけずに幸せをつかむ物語。その「キャンディ●(=ハート白)キャンディ コレクション展」を企画したのは還暦前のオジサンだ。
「少女漫画らしくない男をしびれさせるストーリー。生と死を描き、時に戦場も舞台になる。貧乏、いじめ、恋愛、家族、友情といった成長期に必要な栄養が豊富に含まれている」とキャンディ・キャンディ保存会代表の塩沢雄三さん(59)=顔写真。日本の漫画が世界に出ていく先駆けとなった作品だという。
ところが、そんな名作なのにアニメDVDや復刻版コミック、関連グッズなどは近年、ほとんど発売されていない。そのワケは長く続いた原作者と漫画家の裁判にある。
原作者の水木杏子さんが漫画家のいがらしゆみこさんを相手取り、無断でキャラクター商品の販売を許可したなどとして著作権の確認を求めて東京地裁に提訴。一審、二審ともに水木さん側が勝訴し、2001年10月、最高裁でいがらしさんの上告が棄却されて、原作の水木さんにも著作権が及ぶことが確定した。このイザコザから商品化が困難なまま今日に至っているのだ。
「著作権はわかるが、“封印”されたままでいいのか? 日本人の大きな文化をみすみす失うわけにはいかない」と、塩沢さんは趣味で買い集めたグッズ300点の公開を決めた。グッズはアニメ放映時、無数に商品化されたものの一部で、自転車からチューインガムまで、ありとあらゆる「キャンディ」で会場は埋め尽くされている。
「持ち主の名前や落書き、使い込まれたものもある。それは(キャンディが)子供を育てた証で、おもちゃにとって勲章。あのころにタイムスリップできるはずです」
連載当時の月刊漫画雑誌『なかよし』(講談社)もあり、「知らない人はぜひ読んでほしい」と塩沢さん。会場は江ノ島電鉄石上駅すぐの喫茶「睦月堂」で、19~26日の午後1~5時まで。入場無料だが飲食代は別。