願願。ねがう想い。長い年月を数えながら。ねがう真ん中のかたち。尖がった角や線も丸い縁に。霞んだ声も濡れた瞳も弱った腕も。そこまで頑張っただけの時と流れた汗。そこまで共にしただけの時と流れた涙。そこまで胸に遺っている時と流れた空。願い、伝える彩音と幾つもの心温。伝承に技法があるまえに、信じて願う力。主張に真実があるまえに、信じて願う力。距離に凌ぎがあるまえに、信じて願う力。守るべき真ん中のかたち。願い。