家を癒える場所に。いのちが枝分かれして、元気になる場所に。人が音連れ、喜びが降り積もる場所に……
(それは、どんな場所だろう? どこにある? イメージは? 何をする? 何をやりたい?)
昨年の秋ごろから、そのことばかり思って、イメージを言葉や絵にして、思いつくままに、書き散らしていた。
温泉、湯治、治癒、おふろ、くつろぐ、ゆるむ、笑顔、森、隠れ家、秘密、実験、研究、ラボ、創造、チャレンジ、ワンダー、創造性の子供、遊び、冒険、潜在意識、物語……
その場所を、(知っている)という絶対的な感覚があり、パズルのピースを探した。
屋号(!)も幾つか考え、イメージが現実味をおびてきたところで、12月になり、FBのタイムラインに、白澤裕子さんと開催した「物語の森」という、絵とことばのふたり展の投稿が上がってきた。10年前の日付と、たくさんの写真と共に。
森の気配と呼吸、言葉の雨、色、灯油ストーブのゆらめく炎や、あたたかさ、来てくれた人たちのはじける笑顔。
1枚1枚、目で追いながら、(そうだ、この感覚!)と、ピースがはまる感じがした。
(築きたかった空間。招きたかった場所)
絵とことばのふたり展 〈物語の森〉のイメージイラストとキャプションは、裕子ちゃんと私が、開催場所となったギャラリーに、かけた魔法だ。
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立っているのは、森の入口
迷い込むように導かれて
――――出逢う
あなただけのrecord
光の糸で聴く
そこは、物語の森
(物語の森 DMより)
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今も、思いは変わらない。
2015年からの10年で、潜在意識にアクセスする、いくつもの手法に出逢い、学び、ワークの中で、たくさんのミラクルを体感した。
イメージワーク、ドリームオープニング、カードリーディング、kanaiプレートアート、ソウルコーチ、ノベルセラピー……
ぜんぶ、繋がっている。
(あの場所へ)
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音連れの家の、初めてのお客様は、裕子ちゃん。
ノベルセラピーをしてほしいとリクエストされた。
すっかり遠ざかっていたので、びっくりしたけれど、10年前の「物語の森」への回路を結ぶ、みちひらきのセレモニーだとしたら、こんなにぴったりのセッションは、ほかにない。
「ノベルセラピー」は、ノベルセラピストが用意する十数の質問に、直感で答をメモしていき、すべての質問が終わったあと、即興で物語を創り、語り部となるワークだ。とっさに飛び出してくる答の意外性に笑ったり、参加者同士の共鳴に感銘を受けたり、ワーク終了後に、現実世界とのシンクロが起き始めて、びっくりすることが多々ある。預言のように感じることもある。
これまでに、ノベルセラピーで、いくつも物語を創ったけれど、「初めての物語」は、特別だと感じる。その世界観は、生涯とりくんでいくテーマの出現かもしれない。
深い癒しの波動にあふれているし、登場するアイテムは、宝物だ。たまに読み返すと、新たな気づきがある。ずっと、大事にしていく物語だと、感じている。
そんな、裕子ちゃんにとっての「特別」を、一緒に体験した。
語り部となった裕子ちゃんの心の目に映っているものが、ていねいに、ひたむきに、言葉によって紡がれていき、私のスクリーンにもその世界が映される。
裕子ちゃんの中に広がっているものには、とうてい及ばないだろうけれど、うつりゆく森羅万象の振動を、いっぱいに体感する。
こんなに美しいものを、一緒に体験させてもらえることに、心がふるえた。
その振動が、この場所に響いていることが、なにより嬉しかった。
家が癒え、元気になっていくって、こういうことなんだと、何度も感じた。
裕子ちゃんの語りが終わったあと、現実世界に戻ってくるのがもったいなくて、しばらく、そのままでいたい…… と思って余韻にひたっていたら、静寂を破る、けたたましいピンポンの音! 一気に現実世界に引き戻された。
(なぜ、このタイミングで宅配便!?)
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裕子ちゃんとのノベルセラピーで、(あの場所)を感じた。
やっとわかった。
ソウルコーチをしていても、グラウンディングをしていても、名前のセッションをしていても、ノベルセラピーをしていても、何をしていても、私がホールドする場所で、クライアントさんと共有する場所は、(あの場所)だということ。
それは、10年前のふたり展で、来てくれる人を招きたかった場所。
その場所を「物語の森」と名付けたこと。
その森の中に、私の家はあります。
迷い込むように導かれて、音連れてください。
ご案内の準備中です。
浜田えみな

