それは、とても繊細な、だけど、消えない、何かだと思う。

 

美しさなのか、輝きなのか、癒しなのか。祈りなのか。願いなのか。

消えそうに、かすかだけど、たしかにあって、大切なもので、無敵で、ゆるぎなくて、いざというときは、すべてを救う。

そんな光。

 

***

 

あまりにも、あっというまの同窓会は、一人ずつから、切符をもらったのだと感じている。

次に会える切符。

 

(本文より)

**********

 

スピプロ10期同窓会に参加した。

開催場所は、滋賀県草津駅から、車で30分ほどの「栗東市立森林体験交流センター」

 

みんなが集まってくる草津駅で、姿を見つけ、手を振り、近寄り、声をかけ、ハグするごとに、テンションが上がっていく。

施設の送迎車(10人乗りのハイエース)と、ちそのちゃんの車に別れて、出発。

少し走ると、みるみる山に入っていき(金勝山というそう)、到着した場所は眼下に琵琶湖を望む素晴らしいロケーションだ。

 

同窓会の日は、少し曇っていたのだけど、快晴であれば、どこまでも広がる青空が、どれほど映えていただろう。

建物は外国の物語に登場しそうな外観で、木立と山の緑に溶け込んでいる。

 

 

 

 

 

吹き抜けのホールは、天井まで届く窓からの光がいっぱいにあふれていて、森の中の教会みたいだ。

 

オープニングセレモニーは、発起人&超スーパー幹事のちそのちゃんと、最初の小さな声を後押ししてくださったという、わこさんのお言葉から。

 

わこさんが唱えてくださったのは、なんというものなのだろう。

浄化され、祓われ、恕されていく。思わず、目をとじ、手をあわせていた。

 

 

セレモニーのあとは、バーベキュー

私が住む大阪は、連日の猛暑で、気温は40度近くあり、少し外に出るだけでも命の危険を感じそうなレベルだったので、(こんな中で、バーベキュー!? 冷房なしとか無理!)と、内心、びびっていたのだけど、少し曇り空だったことや、標高が高いことなどから、涼しくてびっくり。

 

 

 

屋根もあり、準備もぜんぶ、やっていただける、焼いて食べるだけの、手ぶらのバーベキュー
席はくじ引き。いっしょに食べるって、それだけで距離が縮まっていく気がする。

しかも、炭火。火であぶった生肉を食べるって、ちょっと野性的。久々に肉を食べた。

 

 

普通の国産牛と、近江牛の違いは、誰の舌にも明確で、そんな感動を共有できることに心が躍る。

野菜もおいしい。お米もおいしい。デザートのアイスもおいしい。

しかも、琵琶湖を望むウッドデッキ。屋根付き。雨が降っても大丈夫。日焼けも大丈夫。心配していた虫(蚊とか)も来ない。

 

参加者は、大人14人 子ども2人。(で、あってるかな?)

2人で、ランチを食べて、お茶をして、がっつり会っても、話は尽きず、もっと話したかったことや、聴きたかったことがあふれて、さよならするのが名残おしいのに、この大人数!

 

ごちそうだらけのビュッフェ会場の入口で足踏みをしていて、まだ、食べてもいないのに、タイムアウトになった気分。

宿泊組もいるので、お泊りできたらよかったのにと、本当に残念に思う。

メゾネットタイプの洋室をみせてもらったけれど、お部屋の中に階段があり、並んだベッドは、おとぎ話に出てくる部屋みたいで、ときめく。

眠りについたら、冒険の旅に出発する乗り物のようだ。

 

***

 

あまりにも、あっというまの同窓会は、一人ずつから、切符をもらったのだと感じている。

次に会える切符

 

その人本来の姿が、どんどん出てくるって、素敵だと感じた。

バイオリンや、チューナーや、ライヤーや、ティンシャや、素敵な音がまわる楽器や、化粧品や、虫取り編み。

 

 

 

 

(やりたいことに出逢える)

(やりたいことしかしない)

 

そんな楽しくて、自然体で、すぐに夢中になれることを、制限するものって、なんだろう?

 

自分がその渦中にいるからかもしれないけれど、この日、「親」について、話すことが多かった。

親からの「圧」について、あらためて思いを馳せる。

親から影響されているもの、束縛とか、制限とか、枠とかいう意味での、「圧」

越えなければいけない「圧」

 

人からどう見られるかを気にしていたり、人から好かれたかったり、人から裏切られたくなかったり、人から信頼されたかったり…… の「人」って、まわりにいるその他大勢ではなく、最初の他者(人)である「親」への、強烈な気持ちではないか? と思う。

 

それは、すりこみだから、その後の親との関係性には関わりがないと思うし、生きているか死んでいるかにも関わりがないと思う。反抗期を体験せずに来たからかもしれないけれど、無言の「圧」は、絶対にある。

やっかいだけど、気がついたということは、突破が始まっているからだと思う。

 

だから、それを体現している人に会える。

 

(やりたいことに出逢える)

(やりたいことしかしない)

 

スピプロ10期に参加した人たちは、年齢もさまざまで、置かれている環境も、住んでいる場所も、大好きなことも、得意なことも、苦手なことも、それぞれちがうけれど、共通点があるとしたら。

綜海さんの灯した何かに魅かれ、共鳴して、引き寄せられたのだとしたら。

 

それは、とても繊細な、だけど、消えない、何かだと思う。

 

美しさなのか、輝きなのか、癒しなのか。祈りなのか。願いなのか。

消えそうに、かすかだけど、たしかにあって、大切なもので、無敵で、ゆるぎなくて、いざというときは、すべてを救う。

そんな光。

 

繊細すぎて、ひとりぼっちすぎて、泣きそうになったり、悔しかったり、さびしかったり、こわかったり、そんな何かを超えてきて、揺れている光。

その振動。

 

だから、スピプロ10期の仲間が表現していることは、どの人の中にも、とても繊細なエネルギーがあり、共振する。

音楽も。歌も。声も。文章も。アートも。セッションも。

 

誰から受け取りたいか。

誰に受け取ってほしいか。

誰に笑顔になってほしいか。

 

「繋がりあえる人たちだ」と、思った。

「魂の縁者」だと、綜海さんに教えていただいた。

 

私は、今、外に向けてセッションやワークショップをするエネルギーがないけれど、もし、あふれてきたら、体験してもらいたい。受けとってもらいたい。

 

繊細さは、時に、弱さにもなるけれど、絶対になくしたくない。

感じる力も。そのエネルギーで創造する世界も。


そうコミットする。

 

***

 

 

えみちゃんの生演奏

えみちゃんが楽しそうで、幸せそうで、美しくて、うっとり、

えみちゃんの演奏が始まると、陽が差し、青空が広がってきた。

 

 

 

最後に、「いのちの歌」を演奏してくれて、みんなで歌う。

思い出の曲。

 

CDは全部で12曲。「Happiness」というタイトルだ。

心にしみる日本の歌や、映画の音楽や、何度も耳にしている大好きな楽曲でちりばめられている。

えみちゃんのオリジナル曲2曲が、だんぜん素敵。

 

聴いていると、自分の中にある、繊細な何かが、癒えていく

まるで、温泉のよう。

 

仲間からもらった、切符

使っていくのが楽しみ。


いつもいつも、そして、これからも、ありがとうー!!

出逢えたことに、心からの感謝を。

 

 

浜田えみな

 

お写真は、参加したみなさんから、いろいろお借りしています。ありがとうございます。

 

前回のスピプロ仲間との活動報告