2013年2月8日に書いていたこと。

 

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『春の兆し ~京都伏見・たゆたうカフェ~』

 

こんなに寒く、くもった空の下にも、

春を招く呼吸がある。

 

今、冷たい風の中で芽を出していないと、

春に咲けない。

 

自分が一番すごいことを知っている。

自分が一番すてきなことを知っている。

自分が特別なことを知っている。

 

今は、まだ小さい芽。

 

*    *    *

 

京阪電車の丹波橋駅からたゆたうカフェに向かう道は京町通と呼ばれていて、今なお、軒の低い町屋が続く昔ながらの面影を残した道を、低い空を眺めながら歩いていると、ふいにタイムスリップしてゆくような気持ちになる。

 

その道で、いつ訪れるときも、その軒に季節折々の花がみずみずしく咲きほこっていて、思わず立ち止まってしまう家がある。

きのうも、足をとめた。

一度、通り過ぎ、後戻りして、もっとよく見るために荷物を置いて、しゃがみこんだ。

 

黒々としめった土に、緑が芽吹いていた。

正確に等分に並んで、みんな同じような大きさで揺れていた。

まだ冷たい風の中、少しでもたくさんの光を受け止めるかのように、薄い雲の下でハート型の葉をいっぱいにひらいていた。

別のプランターには、少しこんもりとした緑が、同じように等分に植えられて並んでいる。

土は、ふかふかだ。植えた人の慈しみが、すみずみまで感じられる。

 

(きっと、春に花咲く苗)

 

どんな花が咲くのだろう? 

まだ、小さな葉っぱしかない。茎も見えない。でも、精一杯、ひらいている。

 

種から蒔いたのだろうか。苗から植えたのだろうか。

 

こんなに寒く、くもった空の下にも、春を招く呼吸がある。

 

今、冷たい風の中で芽を出していないと、春に咲けない。

 

小雪が舞っても顔をあげ、胸を張り、光を集めて、ぬくもりを集めて、きれいな水や、栄養たっぷりの土に細い根を伸ばし、十分に必要なものを吸い上げて根づいていく。

 

2月は、冬の中にある春を感じるセンサーが研ぎ澄まされていく季節。

春になったら、跡形もなく消えてしまう小さな兆しにあふれている。

 

(冬眠していたらもったいない)

 

*    *    *

 

 

いつ訪れても、たゆたうさんはあたたかい。

 

今日は、昨年の夏、鑑定会に来てくださったNさんが、「運気鑑定」と「家系のことだま」のモニターを希望してくださった。

一緒にランチを食べて、おしゃべりして、鑑定に入った。

運気鑑定は、初めて自作のシートを使った。

 

自分のことを、さびしんぼうだと認めたら、さびしくないようなことが、たくさん起こる。

こんなふうになりたいな、と思うことが、どんどん起こる。

また会いたいな、と思う人とは、出会えるようなご縁が結ばれていく。

 

*    *    *

 

みかさんは、とてもまっすぐに、ことだまを感じてくださる人だ。

いつも、行くたびに、お店に音連れるお客様のことだまの変化を教えてくださる。

 

「み」の人ばっかり続きます!

最近、「た」の人が多いんです!

ことだまが変わってきたんです! 今、「ち」の人が多いんです!!

 

折々に、ことだまについて、お話していると、みかさんの表情が、みるみる明るくなっていく。

みかさんが、やろうと思っていることと、強く連動しているという。

ことだまの音連れは、メッセージだ。

 

今、そこに焦点を合わせること。今、その力を使うこと。

今、そこにスイッチを入れることを教えてくれる。

 

自分の中にある力が、目覚めていく。

 

すでに持っている力だ。

 

(だから、できる)

 

だから、奪われない。だから、枯渇しない。いつでもどこででも使える。

使えば使うほどあふれてくる。

心と同じ。無尽蔵だ。

 

(何とつながっているのか?)

(誰とつながっているのか?)

 

人との出会いや関わりを駆動力にして、自由にデザインして人生を創りあげてゆく名前のことだまは、わたしには、この上ないツールだけれど、すべての人にとって、そういうものではないと思う。

 

(ことだまなど知らなくても、人は自分の使命を生きている)

 

もう知っていること、わかっていることを、何を使って知りたいのか。

色で知りたいのか。香で知りたいのか。誕生日で知りたいのか。数秘で知りたいのか。

 

(誰から聞きたいのか?)

(誰に言ってほしいのか?)

 

名前を受けとるとはどういうことだろうか?

名前をつけるとはどういうことだろうか?

名前を持つということはどういうことだろうか?

 

わたしたちは、呼ばれて生まれてきた。

 

(誰に?)

 

そのことを知って、力にできるかどうかが、ことだまと共に生きるかどうかのキーだと思う。

 

同じ名前でも同じことだまは一つとしてない。

家系の流れを知ると、そのことが本当によくわかる。

自分の名前のことも。きょうだいがなぜ、その名前なのかも。

 

*    *    *

 

Nさんも、みかさんも、今年の運気は「さ行」だ。

 

さ・し・す・せ・そ の音は、「風のことだま」と言われている。

そのことを初めて知ったとき、

 

(なんて、素敵なんだろう)

 

と思った。

 

風のように動いて、さまざまなことを体験し、いろんなことを経験しながら、自分の土台を探していく年。

たくさんの人と出逢い、新しい扉が次々と開く。

 

キーワードは、 「風を起こす」

 

(自分の中に?)

(まわりの人に?)

(今、この世界に?)

 

答えは、お二人とも、ちゃんとわかっていらっしゃると思う。

 

そして、わたしは「ら行」の年。

 

(自分にレボリューション)

 

もう、「前はこうだった」などと、自分に言い訳しない。

なりたいわたしになるし、やったことのないことをする。

誰にも遠慮しないし、傲慢になる。自分に歯止めをかけない。

すべてのスイッチをぜんぶオンにするくらい、とんでもないことだって、今年はやっていい。

 

自分が一番すごいことを、誰だって知っているのに。

自分が一番すてきなことを、誰だって知っているのに。

 

特別なことも。

守られていることも。

愛されていることも。

 

2013年2月10日は旧暦正月。ことだまの新年が始まる。

助走期間を終えて、新しいエネルギーの風が吹いてくる。

いっぱいに受ける。

 

今はまだ、小さな芽。

 

(初出:2013年2月8日 FC2ブログ みみより日和)

 

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「今、冷たい風の中で芽を出していないと、春に咲けない」

 

というフレーズに、揺さぶられた。

 

たゆたうさんは、ほんとうに素敵なお店だった。

オーナーのみかさんも、お店に集う人たちも。

たゆたうさんでの、名前のことだま鑑定会。あんなに素敵だった日々はない。

みかさんの笑顔。バリの楽器。アジアごはん。スコーン。足踏みミシン。

たゆたうさんは、人の姿を借りた神様が、ことだまのメッセージを運んでくる、音連れの家だった。
 

ブログの中には、いつも人が描かれていて、声が聴こえてきて、そのときのたたずまいにワープできる。

 

2013年の私は、とっても強気。名前のことだまの運気が、「ら行」の年だからだ。

 

>(自分にレボリューション)

 

>もう、「前はこうだった」などと、自分に言い訳しない。

>なりたいわたしになるし、やったことのないことをする。

>誰にも遠慮しないし、傲慢になる。自分に歯止めをかけない。

>すべてのスイッチをぜんぶオンにするくらい、とんでもないことだって、今年はやっていい。

 

なぜ、「ら行」だとこうなるのか。

2月18日(金)の「名前のことだま®おはなし会」では、そんなことをお伝えしようと思います。

 

浜田えみな

 

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2月11日のおはなし会のご案内記事(満員御礼)

 

 

たゆたうさんとの出逢いと、名前のことだま®で私が伝えたいこと