前に進む方法を教えてくれる人は、たくさんいる。

 

でも、休み方を教えてくれる人は、少ない。

休みながら進む方法を教えてくれる人は、さらに少ない。

 

**************

 

最近、まわりには、頑張っている人ばかりだ。

私も、けっこうやっていると思う。

 

前に進むためにどうすればいいか。目標を超えるためにどうすればいいか。

種類はちがっても、そんなことばかりやってきたから、どうすればいいかは、だいたいわかる。

計画を立てるのは好きで、コツコツやるのも好きだから、けっこうやれる。

 

コツは、ちょっとだけ無理することなのだろうと思っている。

少しずつ、少しずつ。

これまでの自分より、ほんの少し、挑戦する。

 

そのやりかたを教えてくれる人は、たくさんいる。

見本もある。

前に進む方法を教えてくれる人は、本当にたくさんいるのだ。

 

でも、休み方を教えてくれる人は、少ない。

休みながら進む方法を教えてくれる人は、さらに少ない。

 

工場だとしたら、稼働を止めることなく、一部のラインを少しずつメンテしていくような。

常に身体の10%くらいを、いつも新鮮で元気な細胞と交換しながら、循環していくような。

動き出しているものを止めることなく、動きながら癒えていくような。

そんな成長の仕方。

 

自分にとってのそれが何かは、自分にしかわからない。

見つけたい。今、へこたれた細胞が生き返るようなこと。

ずっと走り続けることはできないし、ずっと息継ぎなしに泳ぐことはできない。

 

走れば走るほど、空と大地から応援を受けるようなジョギングや、泳げば泳ぐほど、水と一体化していくような泳ぎ方や、やればやるほど、歓びが満ちていくようなセッションを、したいと感じている。

 

***

 

(サレンダーすること)

 

昨日、うけとったのがこのことだ。

 

ゆだねる。

ゆるめる。

そのすきまに、見えない応援の手が、さしのべられている。

 

ソウルコーチ養成コースの最終日、本郷綜海さんは、受講生からの質問にどんどん答えてくれた。

答える中で、大切なことを、たくさん教えてくれた。

 

その中のひとつに、

 

「自分は大丈夫。自分でやれる。自分がやったって思っていると、宇宙からの恩恵を受けられない」

 

というような趣旨の言葉があった。

 

「全部、自分の力でやっていくというのはOK。でも、同時に、サレンダーすることが大事。”聖なる無力感”……どうしていいかわからない……という無防備さの中に、宇宙の愛とか、承認を受け取れる」

 

「神聖なものに手伝われながら生きていく」

 

というような言葉だったと思う。

 

聴いたとき、そのとおりだと思ったし、メモもしたし、講座のふりかえりのレポートにも書いた。

でも、実際は、わかっていなかった。

 

〈自分でやろうとしていた〉

〈自分がやらなければと思っていた〉

 

***

 

7月12日は、一粒万倍日と大明日の重なる吉日で、何かを始めたり、宣言するとよいと言われている日だった。

なので、何らかの意思表明をして、ソウルコーチのモニターセッションに協力してくださるかたを募りたいと思った。

 

でも、書けなかった。

 

書けなかったけど、ふと公式ライン「自分温泉かけ流し」を見ると、登録してくださっているかたから、モニターセッションの申込をしたというチャットが入っていた(!)

 

フェイスブックのメッセンジャーにも、ソウルコーチのセッションの問い合わせが入っていた(!)

 

(すごい)

 

やはり、吉日だと感じ、何か書こうと思うのに、書けないまま、夜のセッションの時間になった。

 

すると、モニターセッションを受けてくださったかたが、「知り合いに紹介するよ!」と言ってくださった(!)

 

(すごい)

 

特別な力が働いている日だと感じ、セッションが終わってから書こうとしたけれど書けなくて、でも、書けないまま終わってはダメだと思い、日付が変わるまでに、つぶやきでもいいから投稿しようと決めて、フェイスブックを開くと、飛び込んできたのは……

 

二週間ほど前にモニターセッションを受けてくださったかたが、タグ付けをして、感想とモニター募集のことを書いてくださった投稿だった。

 

私が自分のタイムラインで投稿するよりも、ずっと発信力や影響力のある大先輩だ。

 

(私が書くより、ずっとすごい)

 

このとき、綜海さんの声が聴こえてきた。

 

「神聖なものに手伝われながら生きていく」

「私というものを介して、宇宙が動いている。他人からの恩恵を受けとっていい」

「私は、宇宙を信頼します」

 

(このことなんだ)

 

と思った。

 

***

 

〈稼働を止めることなく、一部のラインを少しずつメンテしていくような〉

〈常に身体の10%くらいを、いつも新鮮で元気な細胞と交換しながら、循環していくような〉

〈動き出しているものを止めることなく、動きながら癒えていくような〉

 

そんな成長の仕方を見つけたいと思っていた。

 

〈走れば走るほど、空と大地から応援を受けるようなジョギングや、泳げば泳ぐほど、水と一体化していくような泳ぎ方や、やればやるほど、歓びが満ちていくようなセッション〉

 

自分にとっての方法は、自分にしかわからず、教えてくれる人はいないと思っていた。

 

でも、ちがった。

教えてくださっていた。

 

〈自分が〉という、かたくなな悲壮感でパンパンになっていた心と身体に、流れ込んできた声。

壮大なスケールで鳴り響くシンフォニーに包まれるような体感。

 

(サレンダーすること)

(神聖なものに手伝われながら生きていくということ)

 

それは、日本人が大切にしてきた、見えないものへの畏敬と、〈おかげさま〉の気持ちだ。

 

浜田えみな

本郷綜海式ソウルコーチ認定のためのモニターセッションにご協力していただけるかたを募集しています。