机の上には、いつもひめ神カードが置いてある。

何かをするときは、一枚引く。

『手のような雨』を発送するにあたっても。

 

「いったいなんでひめ神カードを引くの?」と思われるかもしれないけれど、自分という楽器を演奏する前に、ひめ神のエネルギーで調律するような感じ〉だ。

または、自分の中にいる12柱のひめ神のうち、誰をセンターにして歌うのかを意識する感じ〉

そんなふうに思っている。

2あまてらす
 

発送作業にあたって、センターに出てきたひめ神は「あまてらすおおみかみ」だった。

あまてらすおおみかみのエピソードを思い出してみるが、ピンとくるものが、すぐに浮かばない。

 

(あまてらす?)

(祈りをこめて、梱包すればいいのかな?)

 

そんなことを考えながら、作業を開始する。

ひめ神はいつでも、的確な答えを持っているからだ。

 

ところで、いったい今、何人のかたが、この企画に応募してくださっているのだろう。

投稿についたコメントをていねいに追って、名前を書きだしていく。

その後、やりとりをしたメッセンジャーを見て、住所をノートに転記する。

 

お申し出いただいたのに、まだ、住所をお聞きしていないかた。

交換品が決まっていないかた。

交換品を受け取る日が決まっていないかた。

コメントはいただいたけど、企画に参加するかどうかわからないかた。

……

 

リザーブストックで申込受付をやれば明瞭だったのだ、と実感する。

 

私の冊子を手にとってみたいと申し出てくださったかたに、メルマガ登録をしていただくことや、今後のイベントの案内を送れるような設定も、リザーブストックならできた。

 

〈やればよかったあれこれ〉が、次々に浮かぶけれど、今回は間に合わないので、次回のチャレンジとして、今回は、超~アナログ作業で、ノートに台帳を作った。

 

エクセルでやろうと思ったのだが、むしょうに、名前や住所を、文字で書きたくなったからだ。

交換品として申し出てくださったジャイアンリサイタルを、メッセンジャーを見ながら、転記する。

 

傾聴会。

ミニミニ風水講座。

……

 

***

 

体験したら、書くことができる。

そのひととの時間。

 

用意したテープ付のクリアーポケットに冊子を入れ、封入するキャプションに、名前を書く。

封筒に宛名を書いているとき、〈日本の都道府県地図を用意して、印をつけよう〉と思った。

メッセンジャーでやりとりをしている時には、意識することのなかった、お住まいの土地。


〈風が吹いている〉

 

この部屋から、運ばれていく。

 

ひめ神カードのモニターセッションで、あまてらすおおみかみは、何度も登場した。

ひめ神は、いつだって、そのかただけの姿をしている。

 

たとえば……

観光業界で働く人が、あまてらすおおみかみのカードを引いたとき、その人は、しばらく考えていて、こう言った。

 

「観光って、ひかりという字が使われているんですよね」

 

そのときのことは忘れない。言われるまで、気がつかなかった。

 

「観光」とは、その土地を訪れ、その土地のすみずみに光をあてるように、見て、感じて、動いて、食べて、その土地のエネルギーを享受することなんだ、とわかった。

 

あまてらすおおみかみが照らす「光」が、観光の「光」にリンクしているのは、そのかただけだと思う。

ひめ神たちは、カードを引いてくださるかたたちの中にいる、パーソナルな存在なのだ。

 

日本各地の宛先を書きながら、このエピソードを思い出し、申し込んでくださったかたがお住まいのその土地に、灯りがともり、静かに照らされていくような気がした。

 

あまてらすおおみかみのカードで象徴的なのは、鏡と翼だ。

 

「鳥羽市鳥羽……」という住所を書いていて、驚いた。

小さな翼がパタパタと羽ばたくような気がしたからだ。

こんな場所に住んで、こんな文字を見て、こんな住所を書いていたら、どこにでも飛んでいけそうだと思った。

 

メッセンジャーでやりとりしているだけではわからなかった土地のエネルギー。

 

中家かおりさんへの手紙を書いているとき、勝手に手が動いた。

〈かおりさんに翼を描いてもらいたい〉と。
 

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かおりさんの背にある翼が、あまてらすおおみかみの翼だと感じたときから、お願いしたいと思っていた。

でも、それには時機があると感じていた。

 

風の時代の幕があき、きっと、今が、そうなのだ。

 

あまてらすおおみかみが、教えてくれた。

 

◇*◇*◇*◇*◇*◇

内なるマグマとつながって

〈じぶん温泉かけ流し〉

浜田えみな

スピプロ10期

 

note から、これまでの経緯もまとめて読める記事をリンクしています。