10のひめ神に象徴される多様な特性は、神様の御霊が分けられて人に宿った魂が、10に分類されたものだと、山下先生は教えてくださった。
なぜかというと、1から10までを大和言葉で数えると、「ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と」というふうに、「ひ」で始まり「と」で終わるからだ。
すなわち、「イザナミノミコト」から「タマヨリヒメ」までの10の力をすべて身につけていくと、「ひと」になる。
意味付けだと言われれば、そうなのかもしれないけれど、大和言葉には、そんな不思議がたくさんあり、それらは、「名前のことだま🄬」で、山下先生から教えていただくことができる。
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ひめ神カード講座ベーシックでは、カードの基本的な意味を知ることと、カードに慣れることが目的とされている。
全4回の講座だ。
第1回では、オラクルカードのように、1枚引きをして、ひめ神からのメッセージを受け取る方法を実践した。
第2回は、3枚引きの実践だ。
自分の中にある10の御魂のうち、気づいている御魂、自分が育みたいと望んでいる御魂を、ひめ神のご守護の中で磨き、気づいていない御魂、神から育んでほしいと望まれている御魂を、ひめ神のご守護の中で受け取り、育てていくセッション。
3枚のカードには意味付けがある。
① 何について尋ねるかを念頭において、自分で選ぶカード。(気づいている御魂、自分が育みたいと望んでいる御魂)
② 神様が願っていることを念頭において、裏を向けて引く、誓約のカード。(気づいていない御魂、育んでほしいと神から望まれている御魂)
③ あらかじめ決められている、月のひめ神のカード。
今回のワークでは、『ひめ神カード講座ベーシックを受ける意味あい』について、実践することになった。
〈ベーシック講座を受けることで、私は何を望んでいるのか?〉
〈そのために必要だと感じているものは何か?〉
そのようなことを感じながら、自分で選ぶのだが、思考が散漫になって、決めることができない。
最終的には、10の御魂すべてを開花させていくのだから、順番にしようと思った。
このカードを手にとった時、心に浮かんできたのは、イザナミのもつ〈助け合う〉〈いっしょにやる〉というキーワードだ。
ひとりでなんでもやらなくてはいけないという思い込みを、ブレイクアウトしたいと思った。
〈いっしょにやりましょう〉といういざないの言葉を、かける側にも、かけられる側にもなりたいと願った。
そんな私に、神さまは、何を願っているのか? というのが、次に引く誓約のカードだ。
引いた瞬間に浮かんだのは、(え?)という気持ちと、(やっぱり?)という気持ちが。ほぼ同時だった。
イチキシマヒメは、〈言葉のひめ神〉というイメージが強く、私にとっては、常に意識している課題だから。
最後のカードは、月のひめ神カードだ。
これは、12枚のひめ神カードの番号を、1月~12月に対応させたもので、あらかじめ決められている。
9月のひめ神は、イワナガヒメだ。
イワナガヒメのキーワードとして、まっさきに浮かんだのは〈継続〉
そして〈見えにくいものを大切にする〉
1枚目から3枚目まで、引いた瞬間に浮かんできたのは、ばらばらの想い。
その想いがむすばれると、どうなるのだろう?
〈3枚のひめ神の融合〉
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イザナミは、男神のイザナギと対になっている名前で、「み」の音は、女性を、「き」の音は男性を表している。
イザナミの「み」の音は、「名前のことだま🄬」では、〈水〉のはたらきを持つ。
イチキシマヒメは、海の守り神。
カードには、龍が描かれている。
2枚のカードを通して、自分の身体の奥から、湧きおこる水の流れを感じた。
満ちて引くという、壮大な動きも。
カードのひめ神たちから、その波動を感じてると、不意に、〈インプット〉と〈アウトプット〉というキーワードが、浮かんだ。
講座で学ぶことは、インプット。
インプットばかりでは、飽和状態になる。
水が流れなくなると、たちまち、よどみ、腐ってしまう。
自分に必要なことは、水の流れ。潮の満ち引き。
インプットとアウトプットのバランスだと思った。
アウトプットの方法について教えてくれるのが、2枚目の誓約のカードだ。
自分で決めるのではなく、神様が望んでいること。
それが、イチキシマヒメの〈言葉〉の力と、〈決める〉力。
ひめ神カード講座で学んだことから選びとって、文章や、会話の中で、アウトプットしていく。
そうすることを、決める。
9月のひめ神 イワナガヒメからのメッセージとして、浮かんできたのは……。
〈続けること〉
岩と植物が一つになって、美しい苔がむすために必要なのは、供給されつづける水と、水はけ。

インプットとアウトプットのバランスを、言葉の力でとりながら、少しずつ、重ねていく。
苔は、地味で、華やかな花は咲かせないけれど、しっとりとした潤いをたたえている。
木洩れ日が差し込むような、少しの光を受け取って、成長する。
このメッセージを、手放してはいけないと感じた。
〈やらずにはいられない〉
そういう法則が、大和言葉の中にある。
順番が決まっているからだ。
「あ~お」の母音の縦の流れ。
「あ~わ」の行の横の流れ。
「ひふみ」の流れ。
「ひめ」の流れ。
順番どおりに進むだけで、道が開かれている。
終われば上がり、また、道が続く。
〈周期を持つものは、膨大なエネルギーを有している〉と、常々感じている。
そのことが、五十音表の中に秘められていることも。
山下先生から、名前のことだま🄬を教えていただいたとき、そのことを実感して、大和言葉の壮大な叡智に、感銘を受けた。
ひめ神カードもまた、そうなのだとわかった。
これからの講座が楽しみでたまらない。
浜田えみな




