今日は、マヤの「惑星」の日。「表明すれば顕れる」という日です。

前回の惑星の日に、私は「フォトブック」を創ることを表明し、『手のような雨』というフォト短歌集を創りました。

次なる表明は、


“きみのトモダチ”にあいたい。


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「~きみのトモダチに逢いたい 名前をつけて~」企画


【概要】 

① 浜田えみなの『きみのトモダチ』を読む♪(郵送します)
② とびだしてくる子に逢う♪
③ 名前をつける♪
④ どんな子だったか描ける人は描く♪
⑤浜田えみなに教えてくれる♪(メッセージ・画像)


【参加方法】

 
メールで郵送先を教えてください。

t93n73m244y34★nifty.com (★を@に変えてください)


【その他】 

テキストファイルがないため、当時掲載された本のコピーを郵送いたします。
教えてくださったり、描いてくださったりしても、謝礼等はありません。
御希望があれば、その子の名前の音が持つ「ことだま」のメッセージをお伝えします。
作品がいっぱい集まったら、「きみのトモダチ展」ができますね♪


【注】

「猫の童話」というお題で書いた作品なので、文中で「ぼく」は猫です。
でも、猫じゃない人もいらっしゃると思うので、お気になさらず。
作品の中で、私がつけた名前は消してあります。

以上です(^^)


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『きみのトモダチ』は1993年9月15日に私が書いたお話です。


ゆう子さんの心の中で生まれた「ぼく」。
三人の小学生の心の中を、成長をつづけながら、旅していく物語です。
三人目の少女のところで名前がつけられ、「ぼく」は、心の中の奥深い場所から、飛びだしてきて動きはじめます……


私は小学校2年生の時にはすでに小さなノートにお話を書いていました。
創作をしていると、心のなかで、ぼんやりしているだけだった登場人物たちが、リアルな存在となり、作者である私の意図をはるかに離れて、自由に、魅力的に、動き出していくミラクルと躍動感を体験します。


その重要なキーは、なんでしょう?
名前ではないでしょうか。


『きみのトモダチ』を読んでいくと、後半部分で、紙面から、「びよ~~ん」って、「ぼく」が飛び出してきます。
いや、作者の私の前には飛び出してくるのですが(汗)、


(ほかの人はどうなんだろう? 誰のところにも出てくるのかな?)


そして、


(ほかの人の心のスクリーンに映る「ぼく」は、どんな姿なのだろう?)


このことが、作品を書いたときから、ずーーーーーーーーーーっと、気になっています!!


逢いたいです。
みなさんのその子に。


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このお話を書いたとき、いちばん苦労したのは、名前です。
登場人物の名前も。
「ぼく」の名前も。


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日本の言葉には「ことだま」があります。
名前の音が持つ「ことだま」は、人の姿を借りて音連れます。
名前を呼ぶ人に必要な力を宿しているのです。

今、ふりかえると、当時の私が欲しかったものが、「ぼく」に名づけられていたことに気づきます。
だから、


「呼んでみませんか?」


トモダチの名前を。


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『きみのトモダチ』で書いたことは、私の創作の原点です。
しかし。
二十数年前に書いたものなので、とっても下手!


「ぎゃーーーーっ」

と叫びながら、トラック5周は軽く走れるくらいに恥ずかしい。
表現もつたないし、文章はサムいしイタいし、本当にどうすることもできないくらい、どうしようもないのです(涙)。


サムくてイタいところは、ばんばん削って、きちんとリライトしようとずっと思っていました。

でも。

そうしたら「失われてしまうものがある」ことに気づいたのです。

『きみのトモダチ』は、直したいし削りたいし増やしたいし目につくところが満載の作品ですが、それを直してしまったら、


その子はもう飛び出してこないかもしれないのです。


何かが生まれてくるときというのは……
完璧で、自信満々で、非のうちどころのないところからではなく、
間違いだらけで、自信がなくて、不安でいっぱいのところから、おずおずと出てくるものではないでしょうか。


すくなくとも、私のお話の中にいる子は、そんな子のように思うのです。
だから、リライトするのをやめました。

めっちゃ、へたくそで、しかも長くて申し訳ないのですが、後半は、今の私が読んでも、ちょっと臨場感があっておもしろいので、よかったら、「とびだしてくる子」に逢ってみませんか?


出てきたら、「出たよ」って教えてください(^^) 出なかったら出なかったと(沈没)


絵が描ける人は、その子を描いていただけたら感激です。


お話の中では、最初はノートの上に出てきます。エンピツの線です(笑)
最後は、画用紙の上。
そして、たぶん、その子は、本の表紙になるでしょう。


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飛びだしてきた子に名前をつけたら、呼んでみてください。
ことだまが響きます。
その力は、名前を呼んだ人に還ります。


ことだまの音連れは、スイッチ。
五十音のスイッチを私たちは持っていて、ふだんは、自分の名前以外はオフになっています。
人と出逢い、名前を呼ぶとき、その人の名前のスイッチがオンになり、そのことだまがからだじゅうにみなぎります。

あなたの夢をかなえることだまを、その子は持っています。


浜田えみな