この糸が赤でなくともこの先が途切れていても 今、絡んでる



浜田えみな


(画像は、的場ふくさんからお借りしています)

*    *    *


今回の和菓子


青洋さんの菓銘 「つながる」


想い
~色々な糸が交差していたり、途切れていたり… でも必ず繋がっている赤い糸はあるのです~



最初に見たとき、手まりのようだと感じました。

そして、交差して接近しあっているさまざまな糸を観じたとき、なんだか、むしょうにムラムラしてきたのです。


赤い糸でなくても、運命の人でなくても、出会わなければよかった人でも、出逢ってはいけなかった人でも…… 


止められない。
今、離れられない。離したくない。


そんな恋を、誰でもしたことがあるのではないかと、思います。


絡んだ糸は、ある日ほどけて、もう二度と交わらないくらい、まるで何もなかったかのようにくっきりと離れてしまうかもしれません。
あるいは、もうほどくことができなくなって、もつれてからんで団子になって、ほどこうとすればするほど、かたく結ばれていくのかもしれません。


赤じゃなくても。何色の糸でも。
先のことなど考えられない。今、離れられない。


そんなことってあると思うのです。





この糸が赤でなくともこの先が途切れていても 今、絡んでる



浜田えみな


小説とはちがい、短歌は、描かれた情景=作者の今その瞬間 という「お約束」があるように感じます。
それは、ストッパーでもあります。

わたしの中に、無数の「恋のたまご」や「愛の泉」があったとしても、それを今の日常生活の中で、いきなり表現することは、あまりに突飛すぎて、できません。


いま、こんなに毎日、「恋する女子」を体感できる不思議。


それは、和菓子があるからです。
このたび、バレンタインにちなんで青洋さんが創ってくださった、恋と愛がもりもりの和菓子は、曼荼羅のようです。
そして、憑代(よりしろ)です。


このかたちに想いがおりて、とまる。


わたしは、それを聴いているだけです。


バレンタインワークショップ【和菓子の菓銘に想いを込める☆みそひともじのことば遊び】→ ★★★