ありのままでいることに
ジャマなものに気づく。
ありのままでいることに
ジャマなものを脱ぎ捨てる。
ありのままでいることは
自分を開示すること。
それを自分と他人に赦すこと。
* * *
午年だから有馬に行こう!
声高らかに言い放った顧問の一声で、2014年の浜田温泉倶楽部の幕開け は、日本三大古湯として名高い有馬温泉に決定した。
関西在住の人なら、有馬名物炭酸せんべいのトラディショナルレトロなピンクの円筒を目にしたことがあるはず。
「炭酸せんべい」という不思議な食感の、薄くて軽いサクサクのおせんべいを、いろんな食べ方をして遊んだことがあるはず。
職場の慰安旅行などで訪れたことがあるはず。
そんな身近な有馬温泉。しかし、
(有馬温泉って、いったいどこにあるの?)
(どうやって行くの?)
調べてみると、最寄駅は「有馬温泉」。
(まんまやん!)
しかも温泉街のマップを見ると、駅から徒歩で散策できる(ようだ)。
(なんて、便利!)
温泉は、山間部の渓流沿いにあることが多いため、鉄道の駅から、さらにバスに乗り換えるところが多いけれど、有馬温泉は電車で間近まで行けるのだ。
(きっとアクセスがいいに違いない!)
勝手にそう思い込んでいて、ギリギリまで経路を確認していなかった。
間際になってから、朝、何時頃に家を出たらいいのだろう? と、経路検索をしたところ……
(がーーーーーーーーん)
私の家から有馬温泉に行くには4回も乗り換えないと、たどりつけないことがわかった(泣)
勝手に阪急電車かJRで行けると思っていたのだ。
「有馬は近くて遠い場所」
4回も乗り換えるのはシンドイなあと思い、ほかの方法を調べてみると、大阪からの場合は直行バスのほうが楽だとわかり、ネットでバス会社を調べて、割引率が高い往復チケットを、よく調べもせずゲットした。
JR大阪駅発着は本数が少なく、戻りの最終バスも16:50発のため、さっさと帰ってこなくてはならないのが難点だけど、乗ってしまえば座席も確保され、荷物も持たなくていいし、すーぴこ寝られてラクチン(にちがいない)!
と思ってしまったわけだけど、実はワナだらけ。
一つ目のワナは「渋滞」
チケットを取ってから知った情報によると、マイカーで訪れる人が多いため、有馬温泉に向かう道路は大変混雑して、すぐそこに近づいてから、なかなかたどりつけないというのだ(!)
(たしかに!)
二つ目のワナは、帰りのバス停で初めて気づいた衝撃の事実。これはレポートの中で後述する。
顧問のてんこちゃんも、部員のくーちゃんも、最適な交通手段が別だったため、今回は現地集合となった。
有馬温泉駅 11:00。
無事に会えますように!
* * *
いつも青天に恵まれる温泉倶楽部だけど、この日は雨まじり。午後からはあがる予定なので、たぶん大丈夫。
地図を片手に、大阪駅高速バスターミナルへ向かった。
始発の駅なので、バスの中で待てると思い、早目に到着したものの、バスは出発時間の10分前にしかエリアに入れない仕組みになっていた。
いろんな方面に行く高速バスが、次々にターミナルに入ってきては、乗客を乗せて出発していく。
(道は続いている)
どこにでも行けるのだと、あたりまえのことを思った。
やっと、乗車する有馬エクスプレス号が入ってきた。
(渋滞は大丈夫だろうか?)
* * *
温泉倶楽部開催の二日前、 〈前にすすむチカラ〉となるハートフルかつパンチフルなメッセージを、日々発信されている小林あっこさん と、仙台を中心に東北各地と東京・神戸・福岡を行き来しながら笑顔の輪が広がる講座やセラピーを開催及び主催されている三浦佑美枝さん のお二人の素敵な女性と、ディープな難波で食事を共にした。
話が盛り上がる中、一番、印象に残ったのは、佑美枝さんから伺った「天使の応援」の話だった。
私たちのまわりには、応援したくてウズウズしている天使たちが、ぶんぶん飛び交っているのだという。だから、お願いするだけでいいそうだ。
佑美枝さんによると、この天使たちは、「夢を叶える」とか「ビジョンを達成する」とか、そういう人生の問題のような大きなことはできないけれど、小さなことは大得意なのだそうだ。
たとえば、渋滞。
どうしても遅れることができないイベントなどに向かうときに車が大渋滞。そんなとき、
「お願い! 助けて!」
こう願うだけで、嘘のように道が開け、車がスイスイ進むのだという。
もう、絶対に無理! と思うような時でも、不思議と道が空いて、時間までに到着するそうだ。
佑美枝さんのまわりには、サポートしたくてウズウズしている天使がいっぱいいるのだ。
(私のまわりにもいるのかなあ~)
と思うより前に、
〈天使は応援したくてウズウズしている〉
という言葉が、とても心に残った。
必要とされること。誰かの役に立つこと。ほめられること。ありがとうって言われること。
それは、私たちにとっても生きがいだ。
で、私も、ちょっとお願いしてみた(笑)
そうしたら、本当に、標準時間62分(HP掲載)のところを45分くらいで到着した。
あっという間だった。
(は、早い……)
(天使さん、ありがとう!!)
バスを降りると、太閤橋があり、有馬川が流れ、山々に抱かれた地に大きな温泉旅館が林立する「温泉郷」の様相だった。
待ちあわせの時間まで余裕があるので、手近にあった土産物店に入ってみた。
ここは、明治時代から続いている土産物屋さんで、湯泉神社の御紋である昇り亀にちなんでデザインされたという亀のモチーフが愛らしい。
湯の花をはじめとして、現在ではスキンケア商品などが人気だ。
事前リサーチのときにネットで、このカメ印商品を見かけて、
(ぜったいゲットするぞ!)
とチェックしていた製品だった。
しかし、今から買っては荷物になるので下見だけにとどめ、坂を昇って観光総合案内所に行き、ウォーキングマップをもらった。
駅に戻ると、てんこちゃんが到着していた。
ほどなく、くーちゃんの乗った電車も到着して、全員集合。
観光案内のマップにありがちな、全く信用できない、めちゃくちゃな尺度をたよりに、めざす月光園游月山荘へ。
……と、いきなり誘惑の看板。
有馬温泉駅付近は、お土産物屋さん大集合地帯なのだ。
〈有馬でここだけ! 焼き立て一枚焼き〉
目の前で焼きあがったばかりの炭酸せんべいを即座に手渡してくれるのだ。
3枚100円。
てんこちゃんと、くーちゃんと、浜田。ちょうど一枚ずつ!
まさに「食べてください」と言わんばかり。
一枚だけの焼型で焼いたものを、すかさず紙に包んで渡してくれる。焼き立ては、ふにゃふにゃのへろへろだけど、あっという間にパリパリになる。
お店によって、焼き型の模様もレシピも違うし、機械焼きと手焼きでも風味や香ばしさなどに違いがあるので、いろいろ食べ比べてみてくださいとのこと。
「元祖」と書いてあるお店も多い。
(いったい、どれがホンモノ?)
どれもその店ならではの「元祖」なのだろう。
一枚33.3333……円が安いか高いかはともかく(笑)、ご当地でしか味わえないパフォーマンスで、テンションアップの温泉倶楽部隊。
しかも、お土産物屋さんが並ぶ界隈では、試食品が豊かで、おいしそうなお漬物などが、よりどりみどり。
「おにぎりだけ持参して、試食品をいただきながら散策すればよかったねー」
と話しながら歩いていくと、金の湯に到着。
「日本第一神霊泉」の石碑があった。
〈神霊泉〉という言葉が深い。
めざす月光園は、この坂の先だ。雨がパラつく中を急いだ。
* * *
電話だけの予約というのは、本当にできているかどうか、行ってみるまでとても不安なもの
フロントで名前を告げて、「承っておりませんが」などと言われたらどうしようと、ドキドキするけれど、ちゃんと予約できていて一安心。
ロビーラウンジがある建物から、月光橋という名の連絡橋を渡って、ビュッフェや温泉のある建物へ行く。
その橋のたたずまいが素敵で、さらにテンションアップの温泉倶楽部隊。
マクロビオティックの考え方を取り入れたという健康食ビュッフェは、一つ一つの料理のそばに、どういう効能があるかを添えたプレートがあり、心と身体を浄化し、温める食材ばかり。
どれもおいしく、品数も多く、あたたかいものがふんだんに用意されていた。何度も往復する(笑)
飲み物やデザートの種類も豊富で、しかもおいしい。
時間があればあるほど、何度も往復して食べつくしてしまいそうで怖い。
デザートだけでも、ケーキバイキングなみのパフォーマンスなので、2400円でも十分、元がとれて、満足感いっぱいだ。
てんこちゃんは、「ハイキング+温泉」が掲載された新刊を買っていた。
乙女心も満たされ、今年の温泉倶楽部の活動について、話は尽きないのだった。
が、
日帰りプランは15時までなので、切り上げて温泉に向かうことにした。
館内案内図をもらってビックリしたのだけど、入れる温泉は三か所もあった。
昔ながらの風情豊かな露天風呂(アメニティなし 入浴のみ)を好むファンのかたも多いと教えていただいたけれど、それぞれの温泉の場所は離れていて、衣服を着用して移動しなければならないため、冬場は着替えに時間が要するので無理。
大浴場にも露天風呂はあるとのことなので、無難な大浴場へ向かった。
更衣室に、外国人向けの「温泉の入り方」が提示されていて、なかなかわかりやすかった。
有馬温泉といえば、茶褐色の金泉。
ここ、月光園游月山荘では、大浴場の建物内の浴槽は銀泉で、露天風呂が金泉となっていた。
せっかくなので、金泉に身体を沈める。
つるりと顔をなでたら、
(しょっぱい……)
本当に、唇のまわりに残る水が、しょっぱいのだ。
しかも、とてもパワフル。
通常、温泉では肌についた薬効成分が浸透するので、あがり湯はしないほうが効果的だと言われているけれど、金泉においては、その効果が強すぎるので、必ずあがり湯をしてくださいと表記されていた。
(そんなん、大丈夫やろー)
と思いながらも、有馬温泉のすごさは、インターネットの情報でも「甘く見てはいけない」と多くの人が書いていたから、ふだん、人の言うことはきかない浜田も、ちゃんとあがり湯をした。
露天風呂はぬるめで、半身浴を繰り返しながら、けっこう長いあいだ、三人で話をしていた。
温泉からあがっても、じわじわと内側から燃えている感じ。
(わー すごい!)
しかし、このときは、温泉のすごさをちっともわかっていなかった。あとでエラい目に合う(笑)
とりあえず、からだじゅう、ほかほかになりながら、有馬散策へ。
* * *
まずは、温泉寺から湯泉神社へ。
観光案内書でゲットしたマップには、階段らしき表示があるのだが……
(はたして、何段くらいあるのか?)
行ってみなければわからないのが、こわいところだ。
幸い、さほどたいしたことのない階段だった。
温泉寺のドラのようなもの(鰐口という仏具らしい)は、とてもいい音だった。
湯泉神社への階段は、さきほどよりは、やや長い。しかし、室生寺の石段を思えば軽いものだ。(⇒ 第3回温泉倶楽部活動報告 室生寺編、まだアップできていません。思い入れが深すぎて)
向かって右側が、昇り亀の御紋だ。
今年もみんな元気で活動できますように!
* * *
湯泉神社から、ぐるりと有馬温泉街を散策してまわる。
町屋が並ぶ界隈は、新しいお店なども入居していて、古いものと新しいものがマッチングしている不思議な空間だ。
かわいらしい人形が出てくる細工で有名な「有馬筆」のおばあさんのお店もあった。
泉源もあちこちにあり、熱い湯気が噴出している。
(水は神様だ)
* * *
(絶対に飲もう!)
と決めていたのが、有馬サイダー。
温泉から出たときは、それぞれ一瓶、一気飲みできるくらいの勢いだったのに、散策している間に日が落ち、気温も下がってきて、寒々しい……。ひゅるる~。
というわけで、すっかりテンションは落ちたものの、やはり飲まずには帰れない有馬サイダー。
飲める場所を物色していたところ、見つけたのが名物てんぷらで有名な「有馬市」というお店。
てんこちゃんと、くーちゃんは、揚げたてのてんぷらを一本ずつ。(私は、練り物が苦手なのでパス)
有馬サイダーは、寒くて飲みきれないので、三人で一本。
焼き立て炭酸せんべいも食べたし、マクロビビュッフェと金泉で温泉倶楽部会議もできたし、温泉神社も参詣したし、温泉街も満喫したし、有馬サイダーも飲んだし、バスの時間も近づいてきたし。
……というわけでお開きとなり、帰りのバス停まで一緒についてきてくれたくーちゃんと、発着時間を確認して、びっくり!!
往路は、大阪―有馬温泉の所要時間が約1時間だったのに、復路は経由地が増えていて、所用時間が1時間30分になっていたのだ!
(ど、どういうこと?????)
と思ったけど、もう遅い。
(げーーーーーっ 信じられない)
カメ印の温泉コスメも買いそびれた。
(がーーーーん。 信じられない)
それでも、バスは進む。
雨があがって、夕日が沈んでいく。
(わーい。いい感じ)
活動報告のテーマとして、素晴らしい顧問の一声をいただいた。
有馬でありのまま!
(顧問のてんこちゃんはダジャレが好きなので、放っておくと一日中、それしか言わないかもしれないのですが、名言もあるので、ぜひ、ライブで聴きに来てください)
浜田温泉倶楽部、今年も活動します。
日帰り温泉と寺社めぐり。
部員、 募集中です。
ぜひ、お気軽に体験入部を。
浜田えみな
後記
いい感じで終わったけれど、まだ書いていないことがある。
実は、このあと、バスが大渋滞。行きはよいよい、帰りは恐いってやつです。
で、大渋滞の果てに三宮到着。
このとき、ちらっと
(ここで下車する?)
という思いが頭をかすめた。三宮から自宅最寄駅までは、1時間10分ほど。
大阪から自宅最寄駅だって、40分くらいかかるのだから、ここで途中下車して電車で帰るほうが、大阪までバスに乗るより格段に速い。
「直感」はちゃんと、こんなふうに思ったのに、「思考」がジャマをした。
(途中下車しても返金されないので、余分にかかる交通費がもったいない!)
(バスなら眠っていられるけど、三宮―大阪までの電車では座れない!)
などと考えて、結局降りなかった。
降りなかったことは、すぐに後悔した。
道は相変わらず、渋滞して動かないし、ちっとも眠れなかったからだ(泣)
(なぜか?)
金泉のパワフルさときたら、ハンパじゃなかった。
何がどう作用しているのか、ものすごく覚醒していて、寝ようと思ってもぜんぜん眠くない。
燃えて燃えて、このエネルギーどうしたらいいのでしょう? という感じ(笑)
(いったい何時に着くのだろうなあ)
と思いながら、天使たちのことを思いだした。
佑美枝さんの話によると、〈渋滞の問題は大得意〉という天使たち。
(すでにこんなに遅れているのに、大丈夫かなあ)
と思いつつ、そこらをブンブン飛びまわっているであろう天使たちにお願いしてみた。
すると……
本当に、定刻にバスが大阪に到着したのだ!!
思わず、運転手さんにも、「定刻ぴったりですね!」と声をかけてしまいそうだった。
(天使ってすごい)
そして、金泉のパワフルさは自宅に帰ってからも薄れず、その日の夜もギンギンだった(笑)
有馬温泉、おそるべし。
まだまだ巡りきれなかった有馬温泉。
四季折々の姿も風情がありそうで魅かれる。
お土産も買いそびれたし、ぜひ、また有馬でエネルギーチャージしたいと思う。
温泉の効能と、天使の存在を、しっかり受け取った浜田でした。
直感を信じて行動することも(苦笑)
お知らせ
2月の温泉倶楽部は 宝塚温泉です。
23日(日) 清荒神~中山寺~宝乃湯 を予定しています。
宝乃湯は、有馬温泉なみの黄金泉が湧出している自家泉源。
パワフルな泉質は、これから活動を始めたい人にピッタリ。
普通の温泉もあるようなので、癒されたい人にもぴったり。
岩盤浴などもできるそうです。(って、スーパー銭湯?)
詳細のアップは間に合わないと思うので、参加希望の人は浜田まで連絡ください。
今回、開催以来二人目(!)の貴重な体験入部者をお迎えしているので、初めてのかたもお気軽に。
第一回目のテーマは、年間のテーマでもあります。
ありのまま!
ありのままでいることにジャマなものに気づく。
ありのままでいることにジャマなものを脱ぎ捨てる。
ありのままでいることは自分を開示すること。
それを自分と他人に赦すこと。
* * *
ありのままでいたいと気づいた人の浜田温泉倶楽部(^^)



















