ハープが呼び覚ますものは、


たとえば、森の中の静かな湖。
水深もわからず、深く蒼く眠る湖。

その湖に、
ある季節のある一瞬の
満月の夜の光だけが

射しこむことができる深い部分に

記憶されていること


みたいな。


*    *    *


アイリッシュハープを使った「レムリアンスピリットハープセッション」を受けた。
セラピストはエリンさん。


神戸元町から山手のほうに向かい、地図を片手に坂を昇ると、モスグリーンのドアがかわいいハイツがある。おとぎ話に出てきそうな門を押し、くるくるとまわりながら階段をあがっていく。インターホンを鳴らして、ドアが開くと……





森の中から飛び出してきた妖精みたいなエリンさんと、音の鳴るものがいっぱいのお部屋。
アイリッシュクリスタルボールや、ティンシャや、チューナーや、たくさんの石たち。
そして、施術ベッドの上のとてもきれいな形。


丸い水晶や、塊の水晶や、ピンクや、緑や、蒼の石。文字の書かれた棒のようなもの。天使。バラの花びら。
アロマの香り。
自然光。
あたたかいお茶。

そんなものが、素晴らしい波動で迎えてくれた。だけど、とりわけ目を引くのは……





(施術ベッドの上におかれた「きれいなもの」)

(おまじない?)
(なんだろう?)


「これは、なんですか?」
クリスタルグリッドっていうんです。その人のことをサポートするものです。今日、セッションを受けてくださるえみなさんのことを考えていたら、突然、創りたくなって、できてしまったんです」
「“私”をサポートするものなんですか?」
「そうです」
「顔も知らない、会ったことも話したこともない“私”に、ふさわしいものが、わかるんですか?」
「そうです(笑)」

「いつも、セッションのときは、こんなふうに創られるんですか?」
「これは、別のセッションの時は創るものですが、ハープのセッションは、また別なので、今までは創ったことはないです。でも、今日は、突然、創りたくなって、ホントに、つい、さっき、創ったところなんです」
「何時ごろですか?」
「三十分くらい前……?」
「ちょうど、それまでランチしていた店を出て、エリンさんのところに向かい始めた頃です!」

「今、特に何も感じなくても、えみなさんをサポートするものなので、待ち受けとかにして、眺めたり、いつも見えるところに置いてもらったりして、感じてもらえたら」
「写真撮ってもいいんですか?」
「はい」

「これ、どっちが上ですか?」
「うーん。好きなほうで(笑)」


というわけで、バチバチとった。





(なんの石だろう?)


エリンさんに教えていただいた。


碧色の石は、フローライト。
天使の形の石はセレナイト。
ピンクはピンクローズクオーツ。
水色のしずく型の石はセレスタイト。
そしてさまざまな形の水晶。
いくつかは、レムリアンシードといって、古代の記憶をもった水晶なのだそうだ。
木の棒みたいなものに書かれた模様は、ルーン文字。
そして、赤いバラの花びら。




石のもつ力などはわからない。
ただ、きれいだと感じて、色や、形……それぞれの石の形や、グリッド全体の形など、さまざまな波動…… を光のように浴びていた。


その日、大阪から神戸に向かい、元町からエリンさんのハイツをめざす“私”というエネルギーに呼応して、創られた形。


*    *    *


エリンさんのセッションは、アロマを使って、植物からのサポートも受けとりながら行なわれる。
精油も、すでに“私”のエネルギーに向けて、選ばれていた。
エリンさんも、なぜ、その精油なのかはわからないそうだ。


(直感)


セッションの前に、2014年にどういうことをしたいかを尋ねられたので、昨年の12月から自分に起こっていることなどを含め、これからのことなどを話していると、エリンさんの表情が、みるみる明るくなっていくのがわかった。

選んだ精油が、とてもフィットしていたそうだ。

二つ候補があって、どちらにしようか迷いながら、直感で選んだという精油が、私がこれからやろうとしていることと、とても重なっていたので、自分のことのように喜んでくださった。


その精油の名前は、「ギャザリング」(ヤングリヴィング社)


本当に欲しいものは、人は誰にも言わない。
それは大切なものを守るための本能だからだ。
本当に好きな人には告白できなかったり、本当にやりたいことは職業にできなかったり、本当に食べたいものは最後まで残したり、本当に癒したいことには、ふれられなかったり。

だって、ダメだと知るのは怖いから。失うのは怖いから。失望するのも怖いから。

そうしていると、幸せを守るためだった行動が癖になり、本当のものを選べなくなる。
傍をかすめて、幸せが遠ざかっていく。
気づいたときには思考や感情が、ありとあらゆる方法で行く手を防いで、核心に近づくことを邪魔している。


でも、わたしは今年、そこに行こうと決めた。


本当にやりたいものに近づくし、本当に好きなことをやる。
自分のハートが喜ぶことをする。


どうやって行くのかもわからないし、やろうと想っても、つい、よそみや寄り道ばかりしてしまって、ぐちゃぐちゃだけれど。

……と、そんなことを話したので、「ギャザリング」がぴったりだと喜んでくださった。


バラバラになる思考も、遠ざかろうとする大切なものも、必要なサポートも、すべてが収束して、一筋の道になる。


左手首に雫を落として、手首をすりあわせて、鼻孔から芳香を胸いっぱいに取り入れる。


*    *    *


まずは、エリンさんに背中を向けて、言われるままにベッドに腰掛けた。


(きれいな、クリスタルグリッドは、その前にお片付け……。もったいないーーっ)


後ろは見えないえれど、背骨にアイリッシュハープがあてがわれた。
言葉では表しにくい、ハープの弦の音色が聴こえてくる。
天空に舞うオーロラのような、夢のような音階で、あたりに音のカーテンが漂いはじめた……のがわかる。

しかし。


(遠い)


それは、あたりの気配なのだ。


(おかしい)


だって、私の背骨にハープ本体はつけられているのに!


(なぜ、何も響かない?)


私の背骨は、


(水族館並のアクリル板に阻まれているにちがいない!)


というくらいにダメだった。
ダメなことに驚いた。


エリンさんのブログに掲載された、ほかの人たちの感想は、ハープと一体化となった素晴らしい体験ばかりだった。
そんなにすごいものでなかったとしても、ハープは直に背骨にあてられているのだから、自分の身体は共鳴箱になり、ハープ本体と同じか、それ以上の響きが起こるはず……


(ではないのか?)


それがもう、まったく、ぜんぜん。


(こんなことがあるのかぁぁーーーーー)


と思って、そのことは真摯に受け止めた。

エリンさんには、もちろん全てがわかるので(汗)、終わってから感想を聴かれたとき、お互い、笑うしかないというか。


「どうでしたか?」
「はあ……」


(言ってもいいのか?)と思いつつ


「あの…… ものすごく遠かったです。背中にハープが接しているのはわかるのに、音は、実際にエリンさんがいるよりも、もっと遥か遠くで鳴っている感じで、まったく身体に響いてこないんです。何かシールドがある感じ」
「そうでしたよねー。遠かったですねー」
「どうしたらいいですか、これ(笑)」


ホント、

(ごめんなさーーーーーーいっ)


って感じなんですけど、そんな私だからこそ、ほかの人には不要だった「クリスタルグリッド」が必要だったのだろう。神様ってすごい。


エリンさんは背骨を通じて、ボディ・マインド・スピリットの状態を、ハープでスキャンしているように思えた。
で、チャネリングしたことを含め、アドバイスやメッセージを伝えてくれた。


氷山のイラストなどとともに、上部10パーセントが顕在意識で、残りが水面下の顕在意識だと言われている。
水面に近い部分のことを言われると、たとえそれが意識していない水面下であっても、


(ああ……)


と思い当ることがあると思う。
それをやりたいと思ったことがあるとか、イメージしたことがあるとか。


だけど、ハープが呼び覚ますものは、それよりも、もっと深い部分に沈んでいるものに光が当たっている気がした。

たとえば、森の中の静かな湖。水深もわからず、深く蒼く眠る湖。
そこに、ある季節のある一瞬の満月の夜の光だけが、射しこんで照らすことができる深い部分に記憶されていること みたいな。


音の光ってすごい。


今年、私がやろうとしていることが惹きよせるものは、湖の水面をさげることだったり、渦を起こしてスクリューでさまざまなものを浮かび上がらせることだったり、その湖に隕石が落ちるようなことかもしれない。
エリンさんが投げかけてくれたメッセージは、確かな波紋となって、湖面を揺らしてくれた。


次は、いよいよ、施術ベッドに横になり、ハープ演奏によるヒーリングセッション。
エリンさんのハープからは、その人に必要な音やリズムが自然に発せられ、


(自分だけの音)


を受け取ることができるという。


(なんという贅沢!)


てのひらには、水晶の塊をのせられた。
見えなかったけれど、おなかやからだの上にも、なにやら乗っていた感じ。


「寝てもいいですよ~」


と言われて……っていうか、言われなかったとしても)、ベッドに横になって、首までシーツかけてもらって、やわらかい光の中で、安心で安全な気持ちのいい波動に包まれた上に、アイリッシュハープの弦が音のオーロラを投げかけてきたら……


(寝ますって!!)


どのくらい経っていたのか、自分のイビキで目が覚めたら、耳に入ってきたのが


(カノン!)


それまでとは、音の持つエネルギーがちがっていて、私の中において、いきなりフルボリュームで響いてきた。
おまけに、両手の上にあった水晶が、ビリビリに何かを放出しはじめた。


(すごーーーーーい)


と思っていたら、足の裏からも何か出始めたし、すごいすごい。とにかくすごい。


(わー なんなんだ、これーーーーーー)
(なにが出ていってるんだろう???)
(大放電!)


カノンのときは、しっかり覚醒していたのに(というか、大放電中なので寝られない)、それから続く幾つかの曲は、またもや睡魔に襲われ、ぐっすり。


*    *    *


ハープセッションを受けながら感じたことも、やはり


(頭で聴いている)


ということだった。

12月7~8日に開催された「ゆの里」での鯉沼果帆さんのリトリートハートワークを受けたあと、あんなにハートを感じる体験をしたのに。
続いてクリスマスイブには、本郷綜海さんのハートアクティベーションまで受けたのに。

施術ベッドに横たわった私は、頭上で鳴り響くハープを耳でしか聴けなかった。
カノンのとき、身体の中で起きた大放電を感じたけれど、それは、ハートからではなかった。


(なぜ、ハートが開かないのだろう?)


*    *    *


エリンさんの言葉は、とてもシンプルだった。


「自分が自分を受け入れていないと、ハートは開けない」
「自分に対してハートが開いてない」


(確かに)


と思った。


ハートが本丸だとしたら、そのまわりにはいくつもの堀がある。
このあいだからやっていたのは、その外堀を埋めたこと。
ハープが近づいてきたのは、内堀だ。
私は、まだ、自分自身に砦を作って、本丸を明け渡す気がないのだろう。


(なんと!)


じゃあ、自分を愛するってどういうこと?
自分を受け入れるってどういうこと?
自分を好きになるってどういうこと?


そんなことは、いろんな人が言ってるし、なんとなく(できたふり)をすることはできる。
だけど、本当は、ぜんぜんできていないのだ。


自分のやったことを認める。
自分をほめる。
自分をジャッジしない。
自分を丸ごと愛する。


いろんなやりかたがあるだろう。
でも、どれも、(そんなふり)でしかない。

ところが。

エリンさんが言った「ある言葉」で、私は、「それならできる」と思った。
エリンさんは、なんと言ったのか?


承認。


「毎日、承認してください」

って言ったのだ。


(え? 承認????)


と思った人が多いと思う。


「承認」なんて、ワケがわからん。
「ほめる」とか「ねぎらう」とか「よしよしする」とか「ハグする」とか「認める」とか「愛する」とかのほうが、ずっとわかるよ。


っていう人のほうが多いと思う。

でも、私は、そういう言葉ではダメで、「承認」という言葉が、ガチンとはまった。


「今を認めたら、次に進める。自分を認めて、次に進む。いくらいろんなことをやっても、一回、一回、認めてあげないと次に進めない。階段みたいに」


と、エリンさんは言った。

そのための行為が「承認」


「できたことを承認すると、できたことが記憶に残る。承認の作業を通して、自分への信頼が生まれるのです」


(承認!!)

(承認しなければ、やったことが反映しない)


このことが、なぜ浜田えみなにこんなに響いたのか。

それは……

今、会社で使っているシステムと同じだから(笑)


データ修正をして、確定キーを押すと、まず「変更有」という表示になる。
次に、「更新してよければ、F1キーを押してください」というメッセージが出る。

確認してF1キーを押すと、「更新」という表示になる。
変更データに更新されたのだから、もうこれでデータ修正が完了したという気になる。
ところが、うちのシステムは、このあとさらに、エンターキーを押さなければならない。

すると、「承認」という表示になり、やっと、更新データが登録されるのだ。

時間と労力を使ってデータ修正をし、確認作業のあと、更新しても、もう一度、エンターキーを押して「承認」行為をしなければ、すべての作業が反映されずに消えてしまう。


「変更」⇒「更新」⇒「承認」


「承認」するために三回のエンターキーが必要なのだ。
やったことに対して、必ず「承認」をしてから、先に進む。


私は毎日、この作業をしているのだった。


転勤したばかりのころ、「更新」だけでやった気になって、翌日、データ修正できていなくて、真っ青になった。
だから、わかる。


*    *    *


毎日、何もしないでいる人はいない。
そのことについて、「できたね」って思うこと。


いくつもの「できたね」は、「承認」のエンターキー。
それを押さないと、やったことはみんな消えてしまうのだ。

消えないように、次に進めるように、ひとつひとつ「承認」する。


職場で毎日やっていることだから、


(それなら忘れずにできる)


って思った。

エリンさんは、こんなことも言ってくれた。


「自分が何を感じているのかを、自分自身がわかってあげてください。“考えていること”じゃなく、“感じていること”を」


エリンさんは、私がやるとよいと思われることをいくつか伝えてくれた。


好きな樹があったら、背中をあてて観じてみること。
はだしで歩くこと。
踊ること。


樹に背中をあてることや、はだしで歩くことは、すぐにでもやりたいと思ったけれど、「踊る」というのは抵抗があった。踊ることに限らず、自分の理性が奪われることに、ものすごい拒絶反応が出る。


(なぜなんだろう?)


ふいに、自分の口から「乗っ取られる」という言葉が飛び出してきたので驚いた。
自分の理性が、衝動的なものに乗っ取られる感じが、とても怖いし嫌なのだと。


(乗っ取られる)


実は、この言葉を、しばらくたってから別の場所で見ることになる。
その話はまた次の機会で(笑)


そして、エリンさんとの関わりは、実はセッションが終わってから思いがけない展開になった。
それが、去年一年間、私がやりたいと思い続けていたことだった。

ハープと朗読のコラボレーション。

その急展開のお話と、私のやりたいことその2と関連の深いエリンさんのイベントについては次回につづく。



エリンさんのレムリアンヒーリングハープセッションの詳細は、エリンさんの素敵な言葉で詳しく書かれているブログの記事をリンクするので、ぜひ、お問いあわせを。モニター募集は終了しましたが、2月からセッションが始まるそうです→★★★


エリンさんとのお話は、このあと、まだまだつづく。

浜田えみな


ひとりごと

セッションは1月4日だった。
1月3日が13日の周期の「宇宙」の(次のステージへの進化の扉が開くとされている)日だった。
本当に、扉が開いたのでビックリした。
ツォルキンってすごい。
そして、惹き寄せのメールワークもすごい。
名前のことだまの力もすごかった(この話も次回)。