青空のゆくえ  ← 美奈子さんからいただいた絵葉書

ことだまの音連れは、
「思いだせ」
というメッセージだと思っている。


もう既に自分の中にあるものが、
静かに目を覚ましていくだけ。


*    *    *


「み」のことだまには、たくさんの意味と働きがある。


鑑定のときは、「水」をイメージしてもらう。


(あなたにとって水とは、どんなものですか?)


思い浮かべる映像は、人によって全くちがう。


海。
川。
湖。
ひとしずくの露。
雨。
雪。
雲。
霧。
浄化。
細胞。
成長。
潤い。
磨く。
流れ。
湧き出す。
生命。


その人にとっての「水」のイメージが、その時に活性化している「み」の力だ。


自分自身が必要として、受け取りたいのか。
自分自身が満たされて、あふれているのか。


「み」は、水のもつ、さまざまな状態。

名前のことだまは、受け取った人がストーリーを創りだすもの。動き出すもの。
わたしたちことだま師は、その世界へログインするパスワードを教えることしかできない。


入口に立ち……
見果てぬ世界に向けて、まだ準備が必要な人もいるし、ぐんぐん、進んでいく人もいる。


*    *    *


わたしは、「み」に囲まれて暮らしている。
本名もペンネームも「み」がつくし、夫も子どもも「み」がつく。ずっと一緒に育ってきた妹の名前にも「み」がある。


振り返ると、小学校・中学校・高校・短大…… 仲の良い友だちは、みんな「み」のつく名前だった。
今も、自分にとって指針となる人たちは「み」の人が多い。

水のサポートを限りなく受けて、わたしは生きている。

「み」をどう伝えるかは、ことだま師のテーマだ(わたしのテーマなのだろうか?)。

その人が、いつも、自分の中の「み」と対話しながら、心と身体を磨き、浄化し、成長し、潤い、人を導く流れとなって輝きを増していかれるよう、願う。


「水」は、どんな場所にもあり、どんな生命の中にもあり、その性質は、あらゆる場面にとけこみ、常に意識にとりこむことができる。


今回、横浜の美奈子さんの鑑定をするにあたって、久々に「水五訓」を、ひもときたくなった。


わたしに「水五訓」を教えてくれたのは、岡山のことだま師のえだまめるちゃん だ。
「ことだま合宿」で仲良しになった。


2010年は大原美術館の創立80周年特別展が開催されていた。

絶対行きたかったので、デートしてもらった。会えば当然、鑑定の話やことだまの話になる。お互いのことだまについても話す。話は尽きない。


「水五訓」を初めて読んだとき、言い知れない力が自分の中に湧き起ってくるのを感じた。
その後、折に触れ、読み返しているけれど、読むたびに、響くものが違う。


ウェブサイトでも、自分なりの意訳を書いている人の記事を検索して、いくつか読んだけれど、同じものはない。それぞれが、自分の感性で「水」を受け取っている。そういうものだ。

初めて読んだとき、言い知れない力が自分の中に湧き起ってくるのを感じた。

読むたびに、響くものが違う。


ウェブサイトで、自分なりの意訳を書いている人の記事をいくつか読んだけれど、同じものはない。それぞれが、自分の感性で「水」を受け取っている。そういうものだ。


言葉は生きている。


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●水五訓(水五則)
 一つ、自ら活動して他を動かしむるは水なり
 一つ、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
 一つ、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
 一つ、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
 一つ、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨とな
    り雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり


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戦国時代~江戸時代初期の武将の黒田如水(出家後の号)の作と言われているが、違うという説もある。


どれが響くだろうか?
どのように、しみわたるだろうか?
どのように、根底にひろがるだろうか?


以下はわたしに流れ込んできたイメージだ。


*    *    *


そのときの状態によって、読むたびにちがう。
いつもいつも、覚えているわけではない。
だけど、今のわたしをサポートしてくれるのは……


自ら動いて他を動かす力を持つという点。
障害にあうと勢力を百倍できるという点。
常に進路を求めて止まない点。
その本質は決して変わらないという点。


中でも、「障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり」


たとえ、おだやかで、流れていないように見える川のせせらぎも、そこに障害物をさしこめば、たち
まち、せき止められた流れは力を増し、障害物を押し流してしまう。
そのあとは、また、静かな、波も経たない水面……


困難に打ち勝つ力などないように思えても、いざとなれば、自分の中から、それを越える力が出て
くる。

このイメージが確信となった。


さらに
「自ら活動して他を動かしむるは水なり」


自分が動けば、他を動かすことができるというイメージ。


この二つが、「水五訓」を一読したとき、体のすみずみにゆきわたり、細胞の一つ一つにインプット
されていった。


(知っていたことを、思いだした)


そんな感覚だ。


(忘れていた宝物を見つけたように)


ことだまの音連れは、「思いだせ」というメッセージだと思っている。


もう既に自分の中にあるものが、静かに目を覚ましていくだけ。


浜田えみな