青空のゆくえ


彼女の光を受け止める人は
彼女の影に手をさしのべている
彼女の光を抱く人は
彼女の影を抱きしめている


ONENESS


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ONENESS ~光の中へ~


曇りの日 影は見えない
晴れの日 影が見える


光が強くなればなるほど、影は濃くなり
目をとじてもその残像は消えない


くっきりと刻まれる自分の影が
隠しておきたい姿なら
それを浮き彫りにする光は
輝きながら浅く肉を裂くガラスの破片のように、
痛みのさざ波で、新しい傷を生み続ける


そんな岸辺に 彼女はうつむいている


優しくて誠実で懸命で才能があるのに
賛辞には、かたくなに耳を貸さない


受け取らないのではなく、
そんなことは、既にわかっているから


好かれようとして、認められようとして
嫌われたくなくて、いい人だと思われたくて
身につけたことだから


光があたればあたるほど
足元の影は濃くなっていく


ああ、これを見ていたのだ
光をさえぎることで影を消そうとして


隠さないで
影は闇じゃない
光があふれ出す場所
彼女のカタチ 彼女だけの証


彼女の光を受け止める人は
彼女の影に手をさしのべている
彼女の光を抱く人は
彼女の影を抱きしめている


ONENESS


光の中に影と笑顔が走り回る
影踏み遊びのように


影がないと遊べない
影がないと追いかけられない
影がないとたどりつけない


導いてくれる影を見て
まっすぐ見て


笑っていることに気づいて
差し出された手に気づいて


その手をとって
影といっしょに
光の中へ


ONENESS


Fin.


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