もうひとつの扉


『第ニボタン』のつづきです! ブログ記事 → 「第二ボタン」


日記箱。


わたしは、なぜ、書いていたのだろう?


一度も読みかえすことなく、

書いただけで封印したも同然の日記。

何ひとつ、記憶に残っていない日記。


だけど、わたしは、すくわれた。

二十年近く経って。


過去のわたしが未来のわたしを助けに来てくれた。

まるで、この日のために、今まで待っていたかのように。


いま、とらわれていることや、

ずっと、ききたかったことの答が、

ちゃんとそこにあった。


宝物は、自分のなかに。


「く」のことだまの意味は「蔵」。

キーワードは「過去」

「過去に宝物がかくれている」

「自分の宝物に気づいたとき、人に宝物を与えることができる」


リクトは、「思いだせ」と言って、

わたしのもとに、生まれてきたのだ。


日記帳をひらくのは、タイムマシンに乗るようなものだった。

わたしは、どの時代にも、降りたつことができる


過去のわたしからのエール。

元気づけられた。もう、だいじょうぶ。

最高のセラピストだ。

宝物は、自分のなかに。


いつでもわかっていた。

ちゃんと知っていた。

いつだって、自分で選んできた。


                     (ゆ)


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