ピンチはチャンス!とよく言うが、宇宙意識の観点から、本当にその通りだと実感している。

この世の現象をものすごくシンプルに言えば、ただの波、ゆらぎ、波動です。
ゆらぎのある空間が、宇宙でありこの世です。

世間で言う器の大きい人とは、この波の幅を広く使いこなしていると言える。

出来事=現象は、寄せては返す波のように絶えず起こっている。
さざ波もあれば、ごくたまに大波・ビッグウェーブが起こる。
ピンチはビッグウェーブ=ビッグチャンス到来!
自分の幅を広げ、それを使いこなすチャンスは、この時にしかない。
たまにしか起こらないから、サーファーなら狂喜乱舞して気合を入れるところだ。

大ピンチ、ものすごく嫌な事は、その波に乗れば、極めて低い位置から、極めて高い位置へ押し上げてくれる。
さざ波では絶対味わえないヒャッホーのチャンスなのに、逃げてどうする?

悟ってしまうと、ポジティブなこととネガティブなことは、味わいの違いなだけだとわかる。
これまで、自分に都合のいいことをポジティブにして、都合の悪いことをネガティブに仕分けしていただけだった。

頭の判断で仕分けせずに、そのまま味わってみると、ポジティブは心地いいし、ネガティブはおもしろい。
特にネガティブは、重たいものがぐんぐん上がってくるとふわーっと軽くなって溶けていく、この味わいはなかなかオツなものラブラブ
玄人ウケする通好みの味わい。
こういった出来事を味わうために現象界に来たのに、波乗りをマスターしないなんてもったいないビックリマーク

どうせ避けてもそのうちまたやってくるなら、その体験を活かして波の中にドボンと入ってみよう!
沈んでも必ず浮くから。
ずっと沈んでいるなら、自分で圧力を加えて沈ませている。
相当な力で抑えないと、沈んだままにならない。
力を抜くと浮き上がる。

力を入れるタイミング、力を抜くタイミング、バランスを取るタイミングがある。

サーフィンと全く同じ。
サーフィンは波が来たらその波めがけて全力でパドリングする。
波を捉えて全力で波の上に乗る。
ここから力を抜いて波と一体となるサーフィン
上手くバランスを取りながら。

これは経験して身体で覚える。
いくらサーフィンの本を読んで詳しくなっても、サーフィンは上手くならないのと同じ。
出来事=現象の活かし方も知識じゃなく、やってみてわかる。


最初は上手く乗れないかもしれない。
でも、じゃあ辞めようとはならない。
赤ちゃんは、何度こけても必ず立ち上がって自分の足で歩き出す。
考えてやっているのではない。
本能がそうさせるのだ。

こけるのが怖いから、立ち上がらない赤ちゃんはいない。
こけるのがイヤになって、歩くのをやめた赤ちゃんはいない。

立ち上がった後、日々生きる中で、力を入れる、力を抜く、緩急の幅を巧みに使いこなせるようになる。

波がなければ、退屈すぎる。
だから、楽しむために波はある波


私が数年前にフルマラソンに出場したり、断食をしたのは、自らビッグウェーブを体験しに行ったみたいなものだった。
自分の枠が固まる前に、幅を広げておきたかった。
経験する前と後では、物事の捉え方、見え方が変わった。
生きることは、体験することだと思う。
それが糧となるから。