後になってこの戦争がどういうものか分かった時には悔しかった。
何でもっと早く戦争を終わらせてくれなかったのか。
春樹兄さんも杏子ちゃんの両親も夏子先生の婚約者も死なずにすんだのに、と言う若尾陽子。
そして当時の人達は「終戦」がどういうものか誰も知らなかった。
戦後の方が暮らしは大変だった。

梅干し3つをおかずにする食卓で、「だんだん良くなりますよ」とまたまた安易な事を言う陽子。(^_^;)
基本ネガティブな私は悪い事態を想定するのが得意なので、度々ある陽子の楽天的な発言には驚いてしまう。
だから和成の事をさほど心配しない様子にも驚く。
啓子さんみたいに脅える必要はないけれど、例えば春樹兄さんが亡くなった時、樋口母さんは息子和成の心配をしていた。
例えば室に避難していてお義父さんがなかなか帰って来なかった時、真知子と東京に行った時、学校で爆撃に遭った時、「和成さんはこんな大変な目に遭っているんだ」と不安になると思うんだけど、そこは「太陽の陽子さん」だから楽天的に行くのだろうか?
陽子は天然っぽく描かれているから、あまり気にならないのかもしれないね。(^_^)
今朝は三人で励まし合う意味で、必ず帰ると信じようとしていたんだと感じた。

それから、知り合いの農家に野菜や米と交換してもらおうと、思い出の詰まった着物を選ぶ樋口母さん。
明るく振る舞う樋口母さんの気持ちを、近所の節子さんの涙がうまく表現していると思った。
私も気に入ってる服が沢山あるから、それらを手放す悲しい気持ちはよく分かるガーン
続きます。