福島原発から半径20キロ圏内の、23箇所にある県のモニタリングポストが震災の影響で止まっていた。
6月10日になってようやく一部の復旧作業がなされた訳だが。
測定されたデータは福島県原子力センターに送られてコンピュータで処理されるはずが停電で使えなくなり、周辺の放射線量を監視できなかったとの事。
その間、国や県がモニタリングカーで週に一度測定していたらしい。
先日、「放射能汚染地図」という90分程の番組と続編を見たけれど、確か採取したサンプルを京都だか広島だか色んな所に依頼してデータを集めていた。
公共団体でない所でそれだけの事が出来るのだから、もう3ヶ月も経つのに津波や停電を理由に調査を怠ったのは「高い放射線量を発表したくないから」ではないかと邪推してしまう。
(現場で必死に復旧している人達を批難している訳ではないですよ。)
実際にヨウ素は半減期が8日だから、日にちが経つ程放射線量は下がる事になる。
爆発後の15日に東京でも一番高い値が観測されている。
放射能汚染地図は今後は国や地方自治体が引き継ぐかもしれない。
見返りを求めない、使命感で動く個人の働きが、国や地方を動かしていく様は圧巻だと思う。
↓ポストがね。