せっかくの研修だからブログにすることで、より理解を深めようと思います。真面目です。キスミーナースです。
 

認知症ケア研修の後半は石川立美子先生の講義。

石川先生のHPは→コチラ
 
尊厳あるケアには「声かけと傾聴」が大切。敬愛と信頼は意欲の源になります。
その人らしさ(価値観、不安、喜び、何が不快で何が好きなのか、嬉しいのか戸惑っているのか)を理解した上で行うのが、共感的ケア。
 
自分が大切にされているのだということが感じられることは、生きる原動力になるのだと思います。
 
石川先生は基本的なケア(食事、入浴、排泄、睡眠など)の中に「くつろぎ」という概念を取り入れて下さいと提案されています。
 
私たちが食事や睡眠をとるとき、それは同時にくつろぎタイムであることを考えると理解できます。
誰だって自分のくつろぎタイムに相手のペースで、それも急かされてなんて嫌ですもんね。
 
でも介護する側としては毎日のお仕事という側面もあります。時間も限られている。
 
石川先生の提案はその辺りもカバーするアイデアが満載です(´∀`*)
 
 
今回とても印象に残ったことがあります。
 
相互理解ということがどんなに大切かということ。
 
私たちは一人ひとり違う人間ですので同じ事柄でも感じ方が千差万別です。
感じ方というのは個々の体験や経験の蓄積からくる感情であり固有のものなので、世間一般の99パーセントの人に当てはまるものであっても、場合によっては当てはまらない1パーセントの人がいるということを意識してみる。
 
例えば、大多数の人にとってはお風呂に浸かるというのは快なのですが、私は実はお風呂に浸かるのが苦手なのです。若い頃貧血で、湯船から立ち上がった途端にバタンと倒れたりよくしていたのです。裸で倒れるのは恐怖でした。なので年中シャワー。お風呂に浸かるのは今もちょっと恐怖感があります。
 
世間一般で良いとされていることだからと、相手の想いを聴かずにに勧めることは相手を無視し否定することになりかねないのです。たとえ良かれと思ってしたことでも。
 
思い返せば、型にはめて決め付けたりしていたかもしれないな〜って思いました。
正しいことや世間一般で良いとされているものだけを物差しにすると、相手が見えなくなりがちかもしれません。
 
やはり全てにおいて言えることは、相手を尊重するということなのかな?と思いました。
 
それと同時に石川先生は、自分の推測したことで本当に合っているのかな?と一歩引いてみることが肝要ともおっしゃっています。
 
支援するチカラ加減やタイミングをじっくり吟味すること。自立支援の観点から、あと少しだけ後押ししたら本人自ら軌道修正できることを見極めて援助する。
 
難しいことですが、対人援助職の私たちは肝に銘じておく必要があります。
 
 
長くなりましたが、まだまだ書ききれない!!盛りだくさんの内容だったのです!!
勉強しただけで満足することなく、コツコツと身につけていきたいです。
 
介護に関わる誰かの参考になれば、最高に幸せです。
 
まだまだ学びますよ〜(´∀`*)
 
 
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愛とは尊重すること。かな。
 
 
 
 
 
 

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