気になりすぎる土性ちゃん
土性ちゃんについて、トリセツをかいています
よその子に比べて手がかからないおりこうさん。
言った事は守れるから、
ママは安心。
だけど、やってごらん!の一歩を踏み出すのが苦手な子は
このトリセツ本をもっておくといいです。
こう見えて?!
私、土性ちゃん。
子どもの頃のエピソードを自分で思いだして、
土性だったな~と思っておかしくなりました。
父の修業時代、
大阪に引っ越ししました。
初めて保育園に行った日の事。
ちょうど父の日前で、
お父さんに灰皿を作るという工作がありました。
といっても、汽車ぽっぽの形をした
素焼きの白い灰皿に、色を塗る、というだけのもの。
当時はお父さんって言えば
みんなタバコを吸っていたんだろうか?
全員、灰皿のプレゼントってねぇ?
今じゃ考えられないね。
クレームもないのでしょうから、
ある意味良い時代です。
先生が見本で、
その汽車ぽっぽに筆で赤い色を塗って見せてくれました。
まぁ、塗るだけなんです。
だけどさ、土性ちゃんの私。
先生がこうやって塗ってごらん、
と言って見せてくれたその場所を、
丹念に何度も重ね塗り。
他の白いところもぬって良いよ、
なんて言われてないからさ。
ずーっと同じ場所を赤い絵の具で重ね塗り
しばらくして見に来た先生が
「あら~!!ほかのところもぬってええんよ」
って言われて初めて、
他のところも塗り始めました。
だけどさ、赤しか許可されていないと思っちゃって、
完全に全部を赤でぬり上げました。
そしてお友達のを見たら・・・
そりゃもう、色んな色で塗ってありましたよ。
あ・・・色んな色、使ってよかったんだ・・・
そこで気づいたわけです。
子どもを見ていて、
なぜか変なことする時あるでしょ?
それは、子どもの気持ちまで下がってあげると
原因がわかるもんです。
私は自分が土性ちゃんだったから、
土性ちゃんの気持ちはよくわかります。
そして私は、
大らかな母に育てられたので、
土性でもマシに育ちました。
「うちはうち、よそはよそ」
「そんくらいで死にゃーせん!」
昔は、子どもを一蹴するこんな素敵な言葉があったわ
これは実は、子育てには大切な言葉だと思います。
気にすんな!って
突き放している言葉じゃなく、
強くたくましく生きてほしい、
そんな愛情のこもった言葉ですね。
おかげで、私は、
気にしない土性さん?!に成長しました。