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私が初めて東京都スキー連盟のコーチとして国体のサポートにつかせてもらった時に、
選手として出場していたあかね選手にお声がけ頂き、
世界一美味しい朝食を食べてきました🤭

私がコーチとして初サポートでついた妙高国体。
あかねさんは初の国体出場でゼッケンは100番を越えてコースのセッティング、長さ、斜面に凄く怖がっていて、不安な顔しかなかった彼女に、
今の怖いという感情があるなかで、今できることは何か?を一緒に考えウォームアップを一緒に行い、イメージトレーニングをして、
最後は凄いやる気に満ちた顔で思い切ってスタートを切って行きました。

スタート直後から果敢な攻めで滑るあかね選手によーし!良いターンの連続!さすが!!と思い、スタート付近からは見えない箇所へ降りて行きましたが、
その直後のウェーブで転倒し、大きな溝にはまってしまいあかね選手は怪我を負ってしまいました。

自分も何回も怪我をしてきましたが、自分が怪我するよりもやっぱり凄くショックで、私の声がけは正しかったか。ウォームアップアップは足りていなかったのじゃないか。量は最適だったか。カラダのスイッチは入っていたか。などなど反省自問自答するところがたくさんありました。

その後、病院やリハビリなどの紹介やできることのサポートしかできず凄く責任を感じていましたが、
ある日、あかねさんからこんな連絡が。

『怪我をきっかけに医師になりたいと思いました。恵美子さん、推薦状をかいてくれませんか?』とのことでした。

その言葉は涙が出るほど嬉しかった思い出があります。そして今その夢に向かって彼女は日々勉学に励んでいます。
大学の場所を選んだ理由も『スキーが出来る場所が良かった』と。本当に嬉しかった。

彼女の持ち前の明るさやポジティブさで、怪我というネガティブな出来事をターニングポイントにして、自分の人生をこうしたい!と決めたことは本当に尊敬ですし、いつ見てもきらきらニコニコしている彼女に今日は力を貰いました。

スポーツで頂点を極める事も本当に素晴らしい事です。しかしそれだけで終わりではなくて、スポーツを通じて学んだことや感じた事を自分の人生にどう活かしていくかを考えていけるということは更に大事だと思います。 スキーというスポーツを通じてみんなの人生が豊かになるように出来る限り私もスキーの魅力を伝え続けていきたいです。

あかねありがとう☺️
@akamomopeach