4月20、21日はフィッシャーテスティングキャンプのゲストコーチとして、

参加させていただきました。



 

アルペン部門では昨年のオリンピックに続き、今年世界選手権に出場した石井智也選手が大回転担当、

清澤が回転担当として2日間コーチングさせて頂きました。


 

スキーテストを通じて、何をキャッチできるか。(感覚だったり、スキルだったり)

常に上手くなるためのアンテナを巡らせて、どんな時でも向上しようとする。

 

選手によっては他メーカーの板からフィッシヤーを試乗し、新しい感覚をつかめたようで、

また自分の板に戻した時にその掴んだ感覚をトライして、勇気をもって履いてよかったとニコニコしている選手もいて、楽しみながらスキーしてそして良い感覚をつかむ!

といった流れは非常に良いなと感じました。

 

今回は、今年ずっと選手の滑り方で気になっていた、選手のスタート方法を含めて、

ターン前半のタイミングの取り方やコンビネーションの滑り方などを伝えました。


選手に伝えたスタートのイメージ!!

100メートルスタートの山縣選手。



特に戦いに行くスタートなんだからもっと言うと、こんなイメージ!闘牛のようなイメージ!



このイメージこそがスキルアップをするために大切だと考え、

選手に対してイメージを明確に持たせてあげることを私は大切にしています。


全選手がスタートが変わった事もあっぱれ!!でしたが、

スタートからの流れ方が変わると、そのあとの全体的な流れが一気に変わるということが選手たちもすごく理解して、

タイミングを取るための順番ややり方さえ掴めばあっという間に全部の流れ、滑りが変わると分かってもらえました。

 

スラロームは大回転に比べると簡単だからこそ、伝え方や話し方がを大切にしてコーチングしています。

またメンタル的なものがものすごく左右する。

 

毎回、どこへ行っても言いますが、

できる事を繰り返し行いできたという経験が自信となり、自信の積み重ねがスキルアップになって、結果につながっていく。


結果が出てから自信をつけるのは誰でも出来るし、当然それでは遅い。

そして結果はいつまで出るかわかりません。

 

自分で自信の積み重ねを練習でしなくてはいけないのですが、

それが自分ではできないこともあるから、コーチや親と対面し、

できたことを互いに確認し合うということも大切です。


私はコーチになって気をつけていることは

選手たちが自信になる言葉選び、滑りの中での目標設定や提案、練習方法や組み立てを非常に重要に考えています。



 シーズンは残りわずかとなりましたが、イメージを持って自分ができることを確実にやって、自信をつけながらレベルアップをして、

来シーズンまた飛躍できるようにトレーニングをしていきましょう!!