4月に入ってからも沢山の選手たちと一緒に滑らせて頂いております!

沢山の貴重な経験を私自身もさせて頂きながら選手たちと一緒に成長できる時間をありがたくも

精一杯努めさせて頂いております。

その中で感じた事の1つを今日は紹介したいと思います。

 

私は選手たちに課題を持ってもらい滑ってもらうという事を徹底してやっています。

 

こちらから課題を出すこともありますが、

この1本を”こう言う滑りをする””こういうことに挑戦します”とスタート前に各自決めた課題を宣言してもらいます。

しかし宣言によってはスタートさせない時もあります。

 

それは「〇〇しないように滑ります」

と選手が言った時です。

 

よくあるパターンとして「腰を落とさないようにします。」「遅れないようにします。」

「上体を動かさないようにします。」「肩や手を下げないようにします。」

という時です。

 

まず目標を持つ上で、勝ちたい。結果を出したい。良いパフォーマンスをしたい。目標を達成したい。こう滑りをしたい。

とポジティブな目標を定めるはずです。

英語で言えば、” I want to 〜 ”で考えます。

 

しかし、滑りの中では ”I try not to 〜 ” 〇〇しないようにする。

とnotで言葉を出す選手が多く見受けられます。

 

2月から沢山の選手や親御さんと一緒になる機会を頂いていますが、言葉の使い方がネガディブな選手、親御さんも含めて多いことがすごく気になりました。

 

 

私自身も三増コーチと取り組む上で、言葉の使い方は特に気を遣ってもらいました。

面白いことに三増コーチはドイツ語を日本語に訳して話すので、ネガティブなワードはあまり使わないので、非常に取り組みがしやすかったです。

 

確かにダメなことはダメです。直さなければいけないものは直さなければいけません。

だからと言ってネガディブな言葉でその課題を直すことはしなくて良いし、そしてその”〇〇しないようにする”ということは選手は滑っている中で表現やパフォーマンスがしにくいことです。

 

ターン中に焦らないで。と言われでも表現がしにくい。

それであれば、ターンに合わせて大きくゆっくり動きなさい。

と言われた方がイメージが湧きやすい。

 

腰を下げないでというのではなく、遠心力を感じるところで足を突っ張りなさい。といったように具体的にどこでどうするべきかを伝えてあげることで、イメージが湧き、トライしやすい。

 

言葉というものは言霊という言葉があるように、その言葉は生きています。

必ず引き寄せる法則があると思いますし、常に課題を持ってそれを突き詰めるためには

自分がどうしたい。何がしたい。と強い思いが自分をきっと成長させるはずです。

言葉選び、言葉使いというものは大きく印象を変えますし、自分を良くします。

 

(hands-freeTR)

 

なので選手たちにはポジティブな言葉選びでやりたいことをこうします!これをするぞ!

と言ったように目標、課題を持って滑ることが私は大事だと思います。

 

自分の課題が出来たときには選手たちはすごく良い表情になります。

もちろんその課題もスタートからゴールまで100%やることは難しいので、

まずできたことにしっかりフォーカスすることでそれが自信となり、その自信の積み重ねがレベルのアップに繋がります。

 

特に私は単発でしかコーチをしていないので、各々の取り組んでいるフォームの事を指摘するのではなく、

こういった練習方法や自信の積み立て方、そしてコースの戦略などを伝えることを重点に2月から取り組んできています。

 

練習は沢山しているのに、その中で練習の方法や組み立て方、自信の積み立て方が分かっていなことが非常にもったいないし、またイメージが鮮明にできればできるほど、そのイメージには近づきやすいと私は考えます。

偉そうなことは言えませんがそのイメージを引き出してあげるのがコーチなのかなと。そう思うと私はコーチに恵まれていました。改めて感謝しています。

今シーズンはそういったところを伝えながら4月末まで選手サポートやキャンプをさせて頂きたいと思います。

 

今週末は長谷川絵美たんと野沢温泉に!!

 

絵美恵美子キャンプも若干、、ですがまだ定員に空きがあります。

子供から大人までお申し込み頂き、皆さんが楽しめるように企画しています。

 

お時間がある方は是非お越しください⭐️

こちらよりお申し込みください!

 

『絵美恵美子アルペンキャンプ お申込みはこちらから』

https://ssl.form-mailer.jp/fms/0d982961565153