これまで応援してくださった皆さまへ
1月9日に行われたワールドカップ、回転第8戦フラッハウ大会を持ちましてアルペンスキー現役生活に終止符を打ちましたことをご報告させて頂きます。
シーズンの途中ではございますが、自力での平昌五輪への出場権が獲得できなかったので、この日をもって引退することになりました。
これまでを振り返ると様々なことがありました。良い思いも悪い思いも沢山させて頂きました。
スキーを通じて沢山の仲間に出会えました。
スポンサー様からもサポートを頂きました。
多くの方々に頑張れというお言葉を頂きました。
勝ちたい一心で必死で取り組み、気がついたら34歳になっていました。
最後までオリンピック選手になるという夢は捨てられず、同時に1度は諦めかけていた世界チャンピオンになるという夢をもう一度思い描き、どんな時も必死で願望を求め、その気持ちが強い推進力を与え私は前につき進むことが出来ました。
目標を達成することは出来ませんでしたが、ひとつのことにこれだけ精一杯取り組んだこの結果なので、一切の悔いはありません。
またその代わりに後輩が自分が目指してきた道を着実に上がっていく姿を目の前で見ることができた時、心が解き放たれて感謝の気持ちと同時に私は負けを認め、後輩に夢を託し次へのステップへ進む新たなる覚悟が出来ました。
とても清々しい気持ちでいっぱいでした。
これまでも勝つことより負けることの方が多かった。
失敗も多かった。しかしその負けや失敗を糧にしてたくさん成長させて頂きました。
今私は失敗を失敗で終わらせることは死ぬまでないと強く思えます。
アルペンスキーを通じて諦めないことの大切さや目的に向かって追求する姿勢。どんなことがあっても続ける力、
人としての挨拶や礼儀作法等、スポーツの根源である教育を学び、理解して突き進んでこれたことは何よりの財産であり、
この思いに導いてくださった皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。
また人生において到達すべき目標や理想があり続けたことは私にとっての幸運でした。
どんな時も頑張れと言ってくれる人たちが私の周りにはたくさんいました。
沢山の方々が私に夢を託し、同じ気持ちで戦ってくださり本当に心強かったです。
新旧所属(成城SC、株式会社ドーム、クレブスポーツ、アルビレックス新潟)
スポンサー/パートナー様(キユーピー株式会社、日建総業株式会社、ROSSOホテル軽井沢、クレブスポーツ、進藤病院、ガリウム、フィッシャー、アンダーアーマー、DNS、DAH、D,MEDICAL、LEKI、HESTRA、SHRED/SLYTECH、ハッチェリー、BANE、グローバルWIFI、GOPRO、SEV、SOREL、西川産業、スキンストレッチ、様)
恵美子サポーターズの皆様、クラウドファンドで姉弟を応援してくれた皆様、これまでお世話になった沢山のコーチ、治療家の先生方、沢山の関係者の皆様、引退していった先輩、後輩、仲間、友達、家族、
そして最後に一緒に戦ってくれた三増健一コーチ、弟の一輝。
皆様の応援があり、今の私がいます。これまで支えてくださった沢山の方々に心から感謝とともに、これからの人生も皆様やこれまでの自分に恥じない生き方をしていけるように日々前向きに明るく過ごしていきます。
引退を発表させて頂いてから、沢山の方からのメッセージやコメント、メールを頂き、幸せなスキー人生だったと改めて心から思うことが出来ました。
最高のアルペンスキー人生でした。
今後のことは決まっておりませんが、今シーズンは今しかできない自分の滑りや伝導すべきことを伝えられるように雪がある限り全国を回って様々なことを後世に伝えていけるよう精進致します。
また3月末に阿寒で行われるFISレースで国内で滑る最後の機会を頂きました。
このような機会を与えてくださった阿寒の松岡さん。本当にありがとうございます。
スキー場で私を見つけた際には声をかけてください。
これまで応援いただきまして本当にありがとうございました。
これからは一アルペンスキーファンとして業界の発展の一助となれるよう考え、行動していきたいと思います。
重ねまして本当に本当にありがとうございました。
photo by kazuki kiyosawa
photo by kazuki kiyosawa
清澤恵美子