シーズンが終了しました。
最後のリヒテンシュタイン選手権GS
GSはとてもいいバーンの仕上がりでした。
ゼッケンは4番。朝からとても調子もよく、本当に自信をもってスタートもできました。
けれどスタートしていきなり、コース序盤の急斜面に入った瞬間に、右ターンで1回、後半の緩斜面で、左ターンで1回、とトップをスタートに向かせた。
急斜面ではまっすぐラインを狙ってしまって修正しようとして、ターン後半に体をまわしてしまってために板まで回ってしまった。大きくブレーキになったので、そのあとキレたように攻めた。
そのために、下の緩斜面でも同じ事をしてしまったようだ。 緩斜面のミスは取り返しがつかなくなってしまった。
もちろん30番リバースは余裕でもれてしまって、私の挑戦は絶望的になりました。
1本目終了後、
もう本当に、本当に、これで終わってしまうのか、今年、一度もそんな失敗したことないのによりによって最後のこのレースで2度もやってしまうのか? このレースはもう一度、やり直しにならないか?
なんで?なんで?なんで?なんで?
とそれしか思えなかった。
ずっと私はバンクーバーにいけると思って頑張ってきた。
それが、こんな失敗で幕を閉じてしまった気がした。
悔やんでも悔やんでも悔やんでも悔やみきれなかった。
16歳の時に全日本のジュニアチームに入れていただいた所から、世界を目的に、
チーム降格後の18歳の時から全日本に入ること目標にずっと頑張ってきた。
しかし、いつも毎年、毎年、あと1歩のところでナショナルチームには手が届かなかった。
いつも国内組のトップ。 しかし海外組が帰ってきて、時には負けが続くときもあったが、勝ったり、負けたり、だった。だからこそ常に悔しい思いをして、海外のリザルトを見ていた。
今年、ヨーロッパに挑戦出来ることは私にとってとても嬉しかった。
けれど現実はそう甘くはなかった。
全て自分たちでやる事は想像以上に大変なものだった。
けれど、3人選手で助け合い、沢山の方々が応援してくれていた。
それが本当に私のパワーとなりました。
だからこそみなさんに喜んでもらいたかったし、期待に答えたかった。
こんなに応援してくれたのに、裏切る結果となってしまって私はバチがあたるかもしれません。
申し訳ありません。
思えば、周りからみたら、国体、全日本、アジア大会、ユニバーシアード、と華やかではあったかもしれませんが、
辛いことが多いスキー人生だったかもしれません。
けれど、スキーをやっていたからこそ、最愛の人、友達、先輩、後輩、師匠、先生、コーチ、メーカーの方々、ブログを読んでくれている方、応援してくれる全てのみんなに出会えることが出来ました。
これは全て、スキーをやらせてくれた父、母のおかげです。本当に感謝したいです。
悔いはたくさんあります。
ただひとつ1番の悔いは、両親、両親のおじいちゃんおばあちゃんをバンクーバーに連れて行けないことです。
それだけが、悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。
これからのことはまだ決められません。
正直、バンクーバーも諦め切れません。すぐに諦めなきゃいけないんなんて簡単に出来ないんです。
せっかくコンチネンタル総合タイトルもとったのにとか考えてしまって諦めがつかないんです。
なのでこれから先のこと,方向はまだ決めれません。
本当はこれから4連戦もあったのですが、雪がないためキャンセルとなりました。
これも運命。
これから私たちは旅に出てきます。
今回、共に戦った、関塚真美ちゃん、安田かずみちゃんには、本当に感謝したい。
1年間、皆様、本当に本当に清澤恵美子を支えてくれてありがとうございました。