◆ヤクルト6─6巨人=9回規定により引き分け=(21日・神宮)
実松、坂本、阿部が本塁打を放ち、一発攻勢で有利に試合を進めた巨人だが、点の取り合いの末、引き分けに終わった。中日が阪神に勝ったため、マジック点灯も持ち越しとなった。
巨人打線は0─1で迎えた4回、谷の中前適時打で同点。再びリードを許した5回には先頭の実松が1号同点ソロ。2死二塁から坂本が10号勝ち越し2ラン、続く阿部の17号ソロで、この回、4点を加えた。さらに6回2死一、三塁から長野の適時打で1点を追加。3発始め13安打を放ちながらも、終盤は無得点に終わり、救援陣の踏ん張りを援護できなかった。
先発の沢村は3回、ミレッジの18号ソロで先制されると、同点に追いついた直後の4回にも畠山に11号ソロを被弾。5─2で迎えた5回2死から代打・武内に1号ソロを浴び、さらにミレッジと上田の連打で1点差まで詰め寄られた。
沢村はヤクルト打線に3発を浴び、5回を投げて6安打4失点で降板。入団から2年連続となる2ケタ勝利はお預けとなった。