“モリミチ劇場”でヤクルトをたたき首位に浮上した。1-0の9回、8回3安打無失点の先発山井に代えて守護神岩瀬ではなく浅尾を投入。高木守道監督(70)は「岩瀬のところは田島と浅尾でいって、少し休ませようと思った」と落ち着いた口調だったが、浅尾は2死三塁のピンチを背負いながら今季初セーブを挙げるヒヤヒヤの展開。大型連休中は「采配放棄」や「バカヤロー」とブチ切れたりした高木監督だが、この日は3番に08年10月5日巨人戦以来となる井端を起用し、4番に戻した和田が値千金の決勝打と、激しいタクトで勝利を呼び込んだ。