巨人は大量リードの展開から勝ちきれず、痛い引き分けに終わった。
救援陣の乱調と拙守という、チームの泣きどころが出た。山口以外の救援の不安定さは、チームの弱点の一つとなっている。4点差をつけて山口を温存したことが裏目に出た。原監督は「思った通りの投球をしてくれなかった。出した私の責任」とあきらめ顔だ。
痛恨の失策を犯した阿部は「本当に申し訳ない。今夜は寝られない」。打線が奮起した印象はかすんでしまい、徒労感が残った。岡崎ヘッドコーチは「今日は勝っておかないといけない試合」と、苦々しげにつぶやいた。