テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は6日、敵地でのクリーブランド・インディアンス戦に先発登板。アスドルバル・カブレラ遊撃手の2点タイムリー二塁打などで3回に3点を先制され、5回にはジェーソン・キプニス二塁手にソロホームランを打たれた。6回6安打、4四球、11三振、4失点(自責点3)という内容で、メジャー初黒星(今季4勝1敗)を喫した。レンジャーズは2対4で敗戦となった。
ダルビッシュは試合後に通訳を介して、「これが人生で初めての黒星なら感じ方は違うかもしれないが、これまでにもたくさんの負けを経験してきたんだ。だから今は、次の試合に向けて準備するだけだ」とコメントした。
ロン・ワシントン監督はダルビッシュについて、「彼はきちんと勝利のチャンスをチームに残してくれたが、打線が得点できなかった。たまに、良い投球をしても結果がついてこないことがある」と話した。
インディアンスのマニー・アクタ監督は、「私がダルビッシュについて最も感心したのは、スライダーとカーブ。我々インディアンスの打者たちはひどいスイングをしていたね。メジャーには90マイル中盤(152km前後)で投げる投手はたくさんいるけれど、彼のようなスピンをかけられる人はなかなかいないと思うよ」と称賛した。