リーガ・エスパニョーラ第20節の延期分が2日に行われ、バルセロナがホームでマラガと対戦した。
2位のバルセロナは、敗れた時点で首位のレアル・マドリードの優勝が決まってしまう状況だったが、13分に先制点を奪うことに成功。ショートコーナーから右サイドのアンドレス・イニエスタがクロスを送ると、中央でカルラス・プジョルが押し込み、ゴールを挙げた。
しかし、先制点の喜びも束の間。26分には、マラガのホセ・サロモン・ロンドンにヘディングシュートを叩き込まれ、試合を振り出しに戻されてしまう。
同点に追いつかれたバルセロナは、35分にイニエスタがドリブルでペナルティーエリアに侵入。マラガのディフェンダーに倒されて、PKを獲得した。このPKをリオネル・メッシが確実に沈め、再びリードを得た。
1点リードで迎えた後半にも、メッシが59分にPKを獲得した。メッシは自らPKを決めると、64分にもイニエスタのスルーパスに抜け出し、飛び出してきたGKをかわして得点。ハットトリックを達成すると同時に、今シーズンの公式戦で68得点目をマーク。1972-1973シーズンに元西ドイツ代表FWゲルト・ミュラー氏が記録したヨーロッパ1部リーグでの1シーズンの最多得点記録を39シーズンぶりに更新した。
リードを3点に広げたバルセロナは、結局4-1で快勝。勝ち点を87まで伸ばした。