チャンピオンズリーグは現地時間24日(以下現地時間)に準決勝セカンドレグが行なわれ、昨季王者バルセロナ(スペイン)とチェルシー(イングランド)の一戦は、2対2のドローに終わった。この結果、2戦合計3対2としたチェルシーが、4シーズンぶりの決勝進出を果たした。
バルサの本拠地「カンプ・ノウ」で行なわれたこの日の大一番は、35分にブスケッツのゴールでバルサが先制すると、その2分後にはチェルシーのテリーがラフプレーで一発退場。数的優位に立ったバルサは43分、イニエスタがゴールを奪い、2戦合計スコアで逆転に成功する。
しかし、圧倒的に不利な状況となったチェルシーだったが、前半ロスタイムにラミレスのゴールで1点を返し、アウェイゴールの差で再び逆転に成功。後半立ち上がりにはバルサにPKを与えてしまったものの、メッシのキックはクロスバーに嫌われ、何とかピンチをしのぐ。すると迎えた試合終了間際、カウンターからフェルナンド・トーレスが勝負の行方を決定付ける2点目を奪い、王者を撃破してのファイナル進出を決めた。
決勝は5月19日にドイツのミュンヘンで行なわれ、25日にセカンドレグを行なうレアル・マドリー(スペイン)とバイエルン(ドイツ)の勝者が、王座を目指してチェルシーと激突する。