故障で離脱中のMF本田圭佑(25)=CSKAモスクワ、DF内田篤人(23)=シャルケ=の2人が、11月のW杯アジア3次予選タジキスタン戦(11日)、北朝鮮戦(15日)のアウェー2連戦で日本代表に復帰する見通しとなった。アルベルト・ザッケローニ監督(58)が14日、海外組視察のため渡欧。両選手について「言われている治療期間通りなら、戻ってこられる見通しです」と明言した。
ザック監督は招集に当たり、(1)技術(2)戦術理解(3)パーソナリティー(4)フィジカルコンディション‐の4つの条件を求める。両選手に対しても「クラブで試合に出るか、メンバーに入ることが条件になります」と、フィジカルコンディションの回復が重要だと強調した。
本田は8月28日のリーグ戦で右膝半月板損傷を負い、全治3カ月の診断。スペインで手術を受け、現在はモスクワでリハビリ中だ。内田は9月27日の練習中に右太ももを肉離れし、全治4週間の診断。現在はチームの練習に合流している。
「11月の2試合は重要。そこで決めたい」。本田、内田復帰で最終予選出場権をゲット。その先に続く戦いをもにらみ、新戦力も発掘していく。