作新学院(栃木)がシーソーゲームを制し、49年ぶりの準決勝進出を果たした。1点を追う九回、連打で無死一、二塁のチャンスを作り、佐藤竜一郎内野手(3年)の中前打で同点。さらに1死二、三塁から内藤諒太外野手(3年)がスクイズ失敗後に決勝の右犠飛を打ち上げた。
先制は智弁学園(奈良)。初回、2死三塁から4番・中道勝士捕手(2年)の投手強襲安打で先制。その後、一、二塁から6番・横浜直樹内野手(3年)の左越え適時二塁打で2点を追加した。
作新学院も二回、無死二、三塁から6番・山下勇斗捕手(1年)の中前打と犠飛で2点を返した。さらに三回、1死二、三塁から山下の2点適時打、9番・高嶋翔馬外野手(2年)の中前打で3点を奪い逆転した。
粘る智弁学園は五回からエース・青山大紀投手(2年)が登板。その裏、横浜の適時打で追い付き、六回には2死三塁から相手投手の暴投で勝ち越したが、九回に青山がつかまった。
作新の小針監督は「九回は思い切って1球目から振っていけと指示を出した。全部選手に任せました。スクイズは失敗したけど、選手が何とかしてくれると思った」と顔を上気させていた。
19日の準決勝は光星学院(青森)と対戦する。