鹿島は引いて守る上海申花を攻めあぐねていたが、セットプレーで活路を見いだした。前半32分、MF小笠原満男(32)のFKをFW興梠慎三(24)が頭で合わせて均衡を破った。カウンター狙いの上海申花は決定機をつくれず、前半は鹿島が1-0のリードで折り返した。
後半は上海申海がチャンスをつくったが、鹿島はGK曽ケ端準(31)が好セーブなどでしのいだ。鹿島は同35分、CKから興梠がこの日2点目のゴールで勝ち越し。その後は慌てずにボールを回し、攻守にめりはりをつけた鹿島が試合巧者ぶりを発揮して快勝。勝ち点を9に伸ばし、1次リーグ突破に大きく前進した。