全国高校サッカー選手権・準決勝(8日、国立競技場)
滝川二(兵庫)が立正大淞南(島根)をPK戦で下し、初の決勝進出を果たした。決勝では流経大柏をPK戦で破った久御山(京都)と対戦する。
圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた滝川二は、ボールを支配して再三チャンスを作り、立正大淞南ゴールに襲いかかったが、ゴールを奪えず0-0で前半を終えた。後半も樋口、浜口のツートップを中心に攻め続けたが、結局ゴールを挙げることはできなかった。
立正大淞南は滝川二の攻撃を耐え続ける展開。GK三山が好セーブを連発するなど、滝川二の猛攻をしのいだ。後半終了間際には、今大会7ゴールで得点王争いのトップに立つ加藤がゴール前でキーパーをかわしたが、シュートは左に外れ、決定的なチャンスを潰した。
結局、両校無得点のままPK戦となり、9人目までもつれたが、7-6で滝川二が勝利。4度目の国立で初勝利を挙げるとともに、初の決勝進出を果たした。
準決勝第1試合は久御山(京都)が流経大柏(千葉)とのPK戦を制し、5度目の出場で初の決勝進出を果たした。決勝戦は10日、国立競技場で行われる。