巨人が来季の育成コーチに球団OBで今季までオリックスでバッテリーコーチを務めた吉原孝介氏(41)を招へいすることが30日、分かった。吉原氏は90年ドラフト2位で巨人に入団。堅実なリードと強肩で村田(現1軍打撃コーチ)の2番手捕手としてチームを支えた。99年途中から中日、01年からオリックスに移籍。現役を引退した07年からはオリックスのバッテリーコーチとして若手の育成に貢献した。
球団は来季から3軍に相当する「第二2軍」を新設予定。来年3月には若手の試合機会や練習時間を増やすために総工費4億円以上をかけて川崎市のジャイアンツ球場にナイター照明も設置する。28日のドラフトでは8人の育成選手を指名。99年以来、11年ぶりのチーム復帰となる吉原氏は、将来的に「ポスト・阿部」まで成長する可能性も秘める捕手の河野ら育成選手を中心に指導にあたる。