のんちゃんの本
看取り医師の短編集なんだけど、ホントに人生の最後の過ごし方を考えさせられる一冊でした。
口も聞けない状態で本人がどう望むか。
これを周りがとにかく延命延命として。苦しませながらも生きながらえさせることに意味があるのか。本人はどうしたかったのか。
周りの人間はとにかく生きていて欲しい、どんな状態でも、、、と、思うものの、わたしなら、、、と。喋られない反応がない、意思疎通ができないそんな患者の最良の選択。それは案外何もしないでゆっくりと時を過ごすことなのかもしれない、、、と、考えさせられる一冊でした。
そして、この本の作者が33歳で医大に入学、子供を抱えて国家試験っていうとてつもないお母さんで、50歳を超えて今度は小説を書き始めた。もちろん医者でもある。そんなバイタリティあふれるこの作者に感銘すら覚えました。すごい人は実は世の中にたくさんいるんだよね。
まだまだだなわたし。笑笑